「貧乏人は帰れ」同窓会で社長夫人の同級生にバカにされた私→私の正体を明かした結果…!?
高校の同級生と同時期に結婚した私。同級生は社長と結婚して港区のタワマン住みですが、私は農家に嫁いだため、勤めていた会社を辞めて田舎に移住。そんな私を見て、同級生は「めちゃくちゃ転落人生歩んでてウケる」などと馬鹿にしていたのです――。
社長夫人の同級生は、連絡を取るたびに農家に嫁いだ私を馬鹿にしていました。楽しみにしていた高校の同窓会も、なんだか行きたくありません。
夫は私の同窓会に合わせて、東京で仕事の打ち合わせを組んでいました。「嫌な子一人のために、他の同級生みんなに会える機会を逃すなんてもったいない」と言われ、私は夫と共に東京へ向かうことに。
しかし、同窓会当日――。
私は例の同級生にビールをかけられ、会場から追い出されたのです……。
私が何をしたっていうの?
同窓会の幹事が会費を集めていた時に、私が会費を出さなかったというだけで、私を会場から追い出した同級生。幹事も私に会費を請求しなかったので、会費を免除するよう事前に私から頼んだのだろうと思い込んでいるようです。
「会費すらはらえない奴は今すぐ帰れw」
「貧乏農家はビールまみれで惨めに歩いて帰りなさい!」
「旦那さんとの取引中止ね」
「え?」
今まで、同級生にマウントを取られてもただ受け流していた私。同窓会の会費も事前に幹事に渡していました。会場を去ってもなお、勝手な思い込みでおとしめてくる同級生に堪忍袋の緒が切れた私は、ついに自分の正体を明かすことにしたのです。
「『××産業の社長の奥さんを怒らせてしまった』と旦那さんに電話してみたら、あなたがしでかしたことの重大さがわかるんじゃない?」と同級生に告げた私。
「来月は大口注文を入れたいって相談されてたけど、もちろんお断りしておくから」「旦那さんにはもう二度と野菜が届かなくなるから早急に代わりを探すように伝えてくださいな」と言うと、慌てふためきはじめた同級生。
「××産業って、私でも知ってる……夫の会社の大事な取引先じゃない!」
彼女の夫は飲食チェーンを多数手がける社長さんです。うちから野菜を卸していたのですが、肥料の高騰による値上げに理解がなく、ちょうど夫と取引中止を考えていたところでした。