夫に質問「なんで自分の子だと思えたの?自分で産んでないのに」⇒すると…<自分の子だと思えない>
娘・キキちゃんを出産し、母になったわこさん。全身麻酔で眠っていたときに緊急帝王切開をしたこともあり、わこさんには出産時の記憶がなく、キキちゃんのことを自分が産んだ子だと思えず悩んでいます。また、元々パニック障害を抱えていたわこさんは、表面上は順調に育児をしていましたが、現実に心が追いついていない感覚がつきまとっていたのです。キキちゃんと血の繋がりを感じられないことや、自分の不安がキキちゃんの成長に影響するのではないかとわこさんは不安でいっぱい。しかし、キキちゃんが成長するにつれて、わこさんの心配は少しずつなくなっていきました。
わこさんは、はじめからキキちゃんを自分の子だと思えたのかどうか、夫に聞いてみることにしました。
あなたはどう思ったの?
自分より夫のほうが先に、親としての自覚を持ったとわかったわこさん。
わこさんは「この人を父親にしてあげたい」と思った相手と、娘のキキちゃん、そして自分自身が健康に過ごせていることが何よりも大切だと感じたのです。
そして、「自分の子だと思えるかどうか」は、些細なことなのかもしれないと思えたのでした。
自分の子だと思えずとも、娘に対する愛情はたっぷりのわこさん。
いろいろな不安を抱えていたようですが、夫の話を聞いたことで「家族がお互いの存在を大切だと思えるようになるだけで十分だ」「自分の子だと思えるかどうかは些細なことだ」と前向きに考えられるようになったようでよかったですね。
監修/助産師 松田玲子
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著者:マンガ家・イラストレーター わこ
娘に対する愛情は人一倍。この子を産んだ記憶がなくても、私は…<自分の子だと思えない>