「でも、夫のこと拒み続けてたらさぁ…」え?自分と同じくレスのママ友…何気ない発言が心に突き刺さり
2歳の娘・ヒナタを育てるエリには、ある悩みがありました。それは、産後2年経ってそろそろ2人目が欲しいと思っているものの、夫のタケシとレスが続いていること。その原因は、エリ。どうしても、夫との行為を受け入れられず悩んでいるのでした。
ずっとレスでいたら、その後は…
「夫を気持ち悪く感じてしまう」
「2人目は欲しいけど、今はしたいなんて思えない」
同じ理由でレスだったはずのママ友たちが次々第2子を妊娠していくのを見て、悩んでしまったエリ。
しかしやはり、どうしても夫のことが気持ち悪く思えてしまい……。
悩んでいるエリの気持ちとは裏腹に、夫は無邪気に求めてきます。
しかし抱きしめられると一気に鳥肌が立つほど、嫌悪感を覚えてしまうエリ。
最初は時間がたてば大丈夫になるだろうと思っていたのですが、2年がたっても夫の発情した目が気持ち悪くて仕方なかったのです。
ママ友たちも同じように感じているそうですが、その中のひとりが何気なく「レスが悪化して一人っ子になっちゃう人いるらしい」と発言。みんなで「わかる」と笑いあっていたのですが、エリは「自分が夫を拒むせいで娘が一人っ子になる」という現実を突きつけられた気がして、動揺してしまいます。しかし、このままではいけないとわかってはいても、結局「夫とはできない」という結論に行き着くのでした。
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出産後に夫婦にさまざまなすれ違いが生じ、夫婦仲が急激に悪くなる状態を「産後クライシス」と呼びます。メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーさんによると、妊娠や出産の影響でホルモンバランスが変化し、夫の行動にイライラしてしまったり、「夫に触られたくない」と感じたりすることなどが産後クライシスの特徴だそう。
これだけ夫のことを気持ち悪く思ってしまうということは、エリさんも産後クライシスに近い状態にあるのかもしれませんね。産後クライシスを防ぐには、コミュニケーションを取り、認識のずれを合わせていくことが必要なのだとか。
「何が嫌か」「どういうことをされたくないか」とお互いに理解し合うと、解消に向かうことがあるそうです。
一人で悩んでも解決できないこともあります。エリさんも思い切って夫に相談し、夫婦で考えていく時間をとるのもいいかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ