産後初の美容院、美容師にのびっぱなしの髪を「ダサい」と笑われた!→私を助けてくれたのは…
子どもが生まれて以来、ワンオペで育児をしていたこともあり、ずっと行けずにいた美容院。夫の仕事が落ち着いたこともあり、久しぶりにヘアカットに行けることになりました。
髪の毛はのびっぱなしでボサボサ。ケアをする余裕もなかったのでボロボロです。せっかくなので都会のおしゃれなサロンに行ってみたいと考えて、人気の美容院を予約しました。
産後初めての美容院
都会の美容院はまるでお城のよう! シャンデリアが飾られ、イスもふわふわです。久しぶりの美容院ということもあり、ワクワクしつつも少し緊張していると、アシスタントと思われる女性が数冊のヘアカタログを渡してくれました。
ふんわりボブにハンサムショート、前下がりボブ……どれもかわいくて迷ってしまいます。
どんなスタイルが似合うかわからないので、美容師さんにお任せすることにしました。
しばらくして、私を担当してくれる美容師のお兄さんがやってきました。タカシと名乗るその男性は、SNSのフォロワー数も多いカリスマ美容師なのだそう。そんな人に切ってもらえると思うと、とても楽しみでした。
失礼な美容師
しかし鏡越しに私を見たタカシは、なんだか浮かない表情を見せます。「どんな感じにしたいの……?」と、明らかに低いテンションで聞いてきたので、私は「オシャレにしてください!」と言いました。
するとタカシは、鼻で笑って言いました。「元がダサいから、無理じゃね?」
悲しい気持ちになったけれど、夫に子どものお世話をお願いして作った貴重な時間なので、今日を逃すわけにはいきません。
なんとか髪型を決めました。
シャンプーをして席に戻ってきても、タカシは他の席でカラーをしている若い女の子との会話に夢中。私の席には手が空いたわずかな隙にやってきて、髪を切っているようです。
それでもなんとかカットが終了。しかし仕上がりを見てびっくり! のばしっぱなしだった状態よりも酷い頭をしていました。
思わぬ出会い
「もっと今時な感じになりませんか?」と言ってみるも、タカシは「あなたの顔や骨格ではこれが限界ですね」と笑って、直そうとしてくれません。
鏡を見て言葉を失っている私。すると隣に座っていた男性が声をかけてくれました。
「悪いのはあなたじゃなくて、あの美容師の腕だから」