「えっ…」義実家に帰省中、義母の手料理を食べない夫。理由を尋ねると、夫の衝撃の過去を知ることに…
夫は、義実家に帰省した際、義母の手料理に手をつけずビールを飲むばかりでした。せっかく出された料理も食べないのでなぜ食べないのか聞いてみると、壮絶な過去があったことがわかったのです――。
義母の料理を食べない夫
夫は、私の母の料理が好きで、私の手料理には注文が多く、「お義母さんの味付けで作ってほしい」とよく言っています。しかし、母に教えてもらって作るのですが、やっぱり母にはかないません。
ところが、夫は自分の母親である義母の料理はここ数年まったくと言っていいほど口にしなくなったのです。それは1度義両親と同居したものの、価値観が合わず、また別居したあとから始まりました。
義実家に行ってみんなで食事をする正月やお盆でも夫はあまり食べようとしません。家に帰って「なんで食べないの? 飲んでばかりいると具合悪くなるよ」と言うと、「母さんがきらいだから……」と言うのです。
義母をきらいな理由
同居したときから、義母は自己中心的なところがあり夫と私は疲弊していました。私たちの子どものしつけに対しても口を出してきたのです。わが家には4人の子どもがいますが、私が息子を叱ったときも「それで終わり?」とよく言っていた義母。
そのときは意味がわからなかったのですが、夫の話を聞いてようやくその言葉の意味を理解することができました。夫は、小さいときからしつけだからと怒られたとき叩かれていたそう。しかも怒られるのは義母の気分次第。
しかも、義父は夫が怒られ叩かれているのを見てはいたものの、義母を止めることはしなかったとのこと。私はそれを聞いて「え? 今で言う虐待?」と聞くと、「そうだったのかもしれないね」と言うのです。
夫も私も子どもたちに叱ることはありますが、何がダメなのかきちんと話して説明するようにしています。ときには感情的になってしまうこともありますが、手を出すことはありません。夫は義両親にされてきたことを反面教師として、今は子どもたちに接してくれているようです。
著者:松田みさと
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