「なんで急に帰るの?」娘の集めている宝物がない!もしかして…
つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。ほぼ毎日のようにつっちさんの家に遊びに来ているリカちゃん。夕方遅くに帰ることもあり、親御さんが何も言わないのかと疑問に思ったつっちさんは、リカちゃんに聞いてみることに。すると両親は仕事で19時まで帰ってこないとの返答! リカちゃんから母親は胃がんで余命2年と聞かされていたつっちさん親子は驚きました。もう病気は治ったという見え透いた嘘をつくリカちゃんに、つっちさんはだんだんと不信感を抱くようになります。
はっ?なんだこのクソガキは!
久しぶりにリカちゃんが来なかった日、娘と2人でおやつを食べようと私はウキウキ準備をしていました。すると玄関のチャイムが鳴って誰かが訪ねて来たのです。
インターフォンを覗いた先にいたのは……?
いきなり友だちのちかこちゃんを連れて突然遊びに来たリカちゃん。また何も言わずに家に上がろうとするリカちゃんに、つっちさんは以前より少し厳し目に注意します。
ちかこちゃんは初めて来た家にも関わらず、部屋を勝手に開けたり、おやつを要求したりとやりたい放題。あまりの非常識っぷりに腹が立ったつっちさんは、用事があるからとリカちゃんたちを早めに帰しました。
その日を境に、娘のあるちゃんもリカちゃんに不信感を抱くようになったようです。
そしてある日、いつものようにリカちゃんが学校帰りに遊びに来ました。あるちゃんが集めているという消しゴムを見せてもらった後、なぜか不敵な表情を浮かべるリカちゃん……。あるちゃんがトイレから戻ると、リカちゃんは慌てた様子で、今日はもう帰ると言い出しました。
その態度を訝しく思ったあるちゃんは、引き出しの中を確認します。
すると、買ったばかりの消しゴムがひとつなくなっていることに気づいたのでした。
大切な消しゴムがなくなったことに気づいたあるちゃん。リカちゃんの態度に違和感を覚えたあるちゃんは、リカちゃんが消しゴムを盗ったのではないかと考えました。ただあるちゃんの立場から考えれば、せっかくできた友だちを疑うのはつらいこと。もしリカちゃんが盗っていなかったとしても「自分の消しゴムを盗ったか?」と友人に聞く行為自体、友人関係が崩れてしまう場合もあり、どう行動するべきか迷いますよね。みなさんは、お子さんからこのような相談をされた場合、どのように対応しますか?
著者:マンガ家・イラストレーター つっち