「本当にその女でいいの?」不倫相手との結婚を喜ぶ夫に真実を伝えた結果、ダメ夫の行末は…?
私は夫からの猛アタックで結婚しました。結婚当初は、見た目も仕事を頑張っている姿も好きと言ってくれたのに、近ごろはとても冷たくて……。
毎日帰りが遅く、最近はほとんど家に帰ってこなくなった夫。そしてある日突然、離婚を告げられました。
一方的に結婚生活を終わらせようとすることに、私は納得がいかず……。面と向かって話し合うことにしました。
離婚したい理由を調べると…
離婚の原因を尋ねると、私にも責任があると言われました。自分は社会的立場が上になって人として成長したけれど、結婚前から何も変わらない私を見ているとウンザリするそうです。
それに加えて、見た目の衰えも指摘されました。
なんだか腑に落ちず……。私は不倫相手の素性を知りたいと思い、探偵を雇うことに。すると衝撃の事実を知ることになり、私は進んで離婚届を書こうという気持ちになったのです。
後日、私が不倫の事実を突きつけると夫はあっさりと認めました。若くて美人な、社長令嬢との再婚を考えているようです。これから彼女の両親と同居する予定で、ずっと豪邸に住める、自分の将来は安泰だと浮かれています。
不倫相手は夫が既婚者だと知った上で、どうしても付き合いと迫ってきたそうで。
どっちも最低なんだとわかり、余計に諦めがつきました。ですが、不貞を知ったからには慰謝料を双方に請求したいと思います。夫に伝えると、いくらでも払ってやると大口をたたいていました。
私は早急に離婚届を提出。夫の荷物をすべてまとめ、不倫相手との新居に送りました。なんでも私ともう会わないよう不倫相手に言われているようです……。
心から祝福「再婚おめでとう!」
「社長令嬢と再婚して逆玉確定~」
「お前と別れてよかったわ」
離婚してから1週間後、夫は再婚。上級国民の仲間入りだと大喜びしています。
わざわざそんなことで連絡なんてくれなくて良かったのに……。でも、おかげで心からの祝福を伝えられました。
「本当におめでとう!」
「借金返済頑張ってね!」
元夫は、何も知らなかったのです。再婚相手となった彼女の父親が経営していた会社は半年前に倒産。そのころに出会ったと言っていたので、まんまとだまされたのでしょう。夫を必死になって奪ったのも、お金が目当てだったのかもしれません。