「また行くの?」熱がある娘を放置し幼馴染を優先する夫→出かけた後、娘に悲劇が起こり…!
私は今、第二子を妊娠中です。幼稚園の娘が赤ちゃん返りをして大変なのですが、夫は出戻った幼馴染の女性に頼られ、うちのことは二の次で……。
私がもうすぐ臨月になるというのに、夫は相変わらず幼馴染のところにばかり顔を出しています。幼馴染の家のことを手伝ったり、一緒に食事に行ったり。
夫の幼馴染はSNSのフォロワー数が多い、インフルエンサー気取りの女性です。たまに彼女の投稿をのぞくと、一緒に食事をしている夫の姿を見かけることも。そんな時間があるのなら、家のことをしてほしいのですが……。
とくに、娘の心のケアは急を要する事態。
私が出産間近ということで、娘はいろいろな不安を抱えているのです。ですが、夫の優先順位は私たちより幼馴染のほうが上のようで……。
幼いころから夫は彼女を助けてきたらしく、何か頼まれると断れないようなのです。
予定日間近に起こった悲劇
いよいよ出産予定日が近づいてきました。いつ生まれてもおかしくない状況なので、週末は家にいてほしいと夫に頼みました。しかし、いまだ夫は幼馴染優先の日々です。離婚後、自分の親とギクシャクしている彼女には頼る人が自分しかいないと……。
そうだったとしても、私たち家族にも夫は必要です。
幼馴染を大切にすることは理解できますが、それも大概にしてもらわないと困ってしまいます。
そんな話をすると夫は機嫌を悪くし、私のことを冷たい人間かのように言います。そんなやりとりを繰り返していたら、予定日前最後の休日になりました。その日は娘が朝から微熱を出し、私の体調も優れず、なんだか嫌な予感。しかし夫の元には、幼馴染からいつものSOS信号が……。
せめて娘を病院へ連れて行ってからにしてほしいと頼みましたが、風邪だから大丈夫だろうと勝手な判断をし、さっさと出かけてしまいました。
帰るコールが来たのは、もう夜もすっかり更けたころ。
「子守り任せて悪いな」
「幼馴染だからアイツを放っとけなくて」
夫が出て行った後、娘は高熱が出て、私は陣痛が始まり……。
ひとりではどうにもならず、幸い義母に連絡がついたので最悪の事態だけは避けられました。「熱は下がったか?」
「あの子はもういないよ」
慌てふためく夫に、娘が高熱で病院にいることを告げました。