彼を奪った親友の結婚式当日「アンタの席、忘れちゃった」⇒呆れて真実を伝えた結果、親友の末路は…?
学生時代に親友に彼氏を奪われた私。それから3年後、元カレと親友の結婚式の招待状が届いたのです……。
当時、同じ高校のよしみもあり、同じ大学に入ったことをきっかけに付き合うことになった私と彼。しかし、大学時代にできた親友に、その彼を奪われてしまいました。ミスターキャンパスの彼と、ミスキャンパスの親友。傍目から見たらお似合いのカップルです。
親友は略奪後、彼に近づくために私と仲良くしていたと暴露してきました。さらには「今後私の彼に近づいたら容赦なくあんたの悪い噂流すから」「結婚式には呼んであげるから楽しみにしててね~」と言って私との関わりを絶ったのです。
結婚式の招待状
大学を卒業して数年――。
絶縁したと思っていた親友から突然電話がかかってきました。
「どうして学部の同窓会もサークルの集まりにも顔出さないのよー!みんな寂しがってるわよ」と言われたので、私は正直に「仕事が忙しくて……」と答えました。すると、親友は相変わらずの調子で「私と彼の幸せな風景を見るのが辛かったんでしょ?」と煽ってきたのです。
本当に仕事で忙しくしていた私。ちょっとムっとしながらも、「それで、何の用?」と尋ねました。すると、親友は1トーン高い声でこう言ったのです。
「実は、私と彼、結婚することになりましたー!!」
「それはおめでとう」とお祝いを言うと、親友は不満な様子。
「『結婚式するの?』とか『プロポーズの言葉は?』とかいろいろ聞きたいことあるでしょ?」と言われましたが、まったく興味が湧きません。
「まぁ、私の幸せな現実を聞いて落ち込むのが嫌だっていうのはよくわかるわ」となぜか勝手に納得している親友。どうやら私にマウントを取るために連絡してきたようです。
「たくさんの人を呼んで大きい式場で結婚式を挙げるから準備が忙しすぎて、私も仕事辞めちゃったし」「彼、就活に大成功して大企業に就職したのよ?しかも上司に気に入られて評価も高いから、私が専業主婦になっても何も問題ないの」
「結婚式も寿退社も良かったわね、おめでとう、それじゃさようなら」と電話を切り上げようとすると、食い気味に「ちょっと待ちなさいよ!」