「え、子どもは…!?」妻のいる家に帰りたくない!→妻に蔑ろにされ離婚を考えるもまさかの事態に…!
太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と考えるように。しかも、麻耶さんは隠れて浮気をしているようで、和馬君をしっかりと見ていないこともしばしば……。和馬君が行方不明になりかけた事件から、夫婦の溝はますます深まるばかりです。そのうち亮太さんは、家庭のことを考えるだけで体調不良を感じるようになってしまいます。見かねた社長にメンタルクリニックへの受診を勧められた亮太さんは、そこで初めて「ヒステリー球」と診断されることに。自分の精神状態が思っていたよりも悪いことを指摘され……?
頭の中が整理できないまま、その日の診察は終了。
医師に言われるがまま診断書や処方薬を受け取り、亮太さんは重い足取りで帰宅します。
離婚に親権、考えることはいっぱいあって
「離婚したほうが自分のためかな……」とは思いつつも、和馬君は両親が仲良くしてくれることを望んでいます。
結局どうして良いかわからなくなり、自分を精神的に追い詰めてしまう亮太さん……。
帰宅後、息子の笑顔を見た亮太さんは「和馬のためにもしっかりしないと……。」と自分を奮い立たせますが、麻耶さんの態度は相変わらずです。
「あいつは自分のことしか考えてない。」そう思うと、自分のだけ畳まれない洗濯物や、自分の座るところだけ汚くなっている食卓が、いつも以上に気になってしまうのでした。
仕事から帰ってきた亮太さんを玄関で出迎えてくれる和馬くんとは対照的に、イヤホンをしたまま口をきくこともない麻耶さん……。自分の気持ちと子どもの気持ちのどちらを優先すべきかは難しい問題ではありますが、これ以上麻耶さんとの生活を続ければ亮太さんの精神状態が心配です。
すぐに結論を出すことはできなくても、一度離れるという選択肢を考えてみると良いかもしれませんね。
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著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ