手土産独り占め→食べたいと騒ぐ子どもにまさかの対応!価値観と常識のせめぎ合いの末…
はるかさんは、フルタイムで働きながら3歳の娘・かのんちゃんを育てるワーママです。初めてできたママ友は、近所に引っ越してきた地元の友人・りささん。しかし遊ぶたびに感じる価値観の違いに悩み始めました。それでも価値観は人それぞれ。“そういう人だ”と思って付き合うことを決意しました。
そんな矢先、りささんの自宅へ招待され、再び価値観の違いにショックを受けます。
人を招いたというのに家の中はぐちゃぐちゃ。一緒に食べようと持っていった手土産のケーキも、はるかさんには出さずにりささん親子だけが食べ始めました。
わかり合えない価値観
はるかさんは我慢できても、かのんちゃんはまだ子ども。りささん親子だけが食べているケーキを見て、自分も食べたいと言い始めました。
ケーキは4個。りささんの娘・ゆずきちゃんがお代わりしたとしても、まだ1つ残っているはずです。
しかしりささんは自分のフォークに食べかけのケーキをさし、かのんちゃんに食べさせようとしたのでした。
2023年8月末に日本口腔衛生学会から「(食器・カトラリー等を共有しないというむし歯の予防方法は)科学的根拠はそんなに強くない」という発表がありました。むし歯予防には、砂糖の摂取を控える、保護者が毎日仕上げ磨きをする、フッ化物を有効的に使うことが重要とのこと。むし歯予防の目的で食器やカトラリーを共有しないことに強くこだわる必要はないようです。
とはいえ、カトラリーなどを他人はもちろん家族と共有するのは、衛生的に受け入れられないという人もいます。りささんに悪気はないのかもしれませんが、あまりにも価値観が違いすぎますね。
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著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち