「この入院で手術って言ったのに…」病院の事情で手術が延期に。不安な気持ちはどんどん加速して…
2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。医師の言葉にショックを隠し切れずにいました。また、「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、予約を取って病院を受診するのですが、そこで「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。
医師から「手術が必要です」と告げられ、その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまいます。
呆気ない退院にモヤモヤしながらも、指示通り一時帰宅をしたぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院したのですが、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまって……!?
度重なる手術の延期にママのモヤモヤは止まらず…
(この入院で手術って言ってたのに……。
もちろん緊急の人が優先されるのはわかるけど、
心臓の負担が大きいって言ったのに……)
このことで不安な気持ちが一気に加速するぷにらーさん。
そして、再入院の日が近づいたころ、
またしても入院事態が延期になってしまったのです。
(緊急の患者さんが入ったって理由だから仕方ないけど、
はながないがしろにされてる気分だ……)
11月になると、認可保育園の申し込みがスタート。
ぷにらーさんはこの状況で保育園に通えるのか、
仕事復帰ができるのかなど、不安を抱えていました。
そんな中、11月末に3度目の入院が決定します。
期待はしないでおこうと思っていたぷにらーさんでしたが、
ある日先生から「12月5日に手術をおこないます」と言われたのです。
「4日後……。分かりました。
よろしくお願いします」
手術日が決まった瞬間、表情は一気に引き締まり、
ぷにらーさんの鼓動は速くなったのでした。
前回手術をするはずだった予定が、緊急の患者さんがいるということで、延期になってしまったぷにらーさん。今回は急ではありますが4日後に手術が受けられるようでよかったです。実際、手術を受けるとなると、不安な気持ちが倍増すると思いますが、家族みんなで支え合って乗り越えてほしいです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。
その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー
2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。