「救急車を!」義実家に帰省中、おやつを出してくれた義母→すると緊急事態が発生する衝撃の展開に…!
わが家は年に1度、義実家へ帰省します。車で片道5時間かかるのですが、子どもたちは帰省時に集まってくれる年の近いいとこたちと一緒に遊べることをとても楽しみにしています。しかしある年の帰省中、思いもよらぬことが起こったのです……。
Aちゃんの異変
帰省中のある日、義実家にわが家の子どもたちと義姉の子どもたち2人が集まり、楽しく遊んでいました。途中、義姉は用事で外出しました。義母が用意してくれたおやつをみんなで食べていたとき、5歳の姪っ子のAちゃんが、「喉が痒い」と私に訴えてきました。
私は義母に相談し、Aちゃんにうがいをさせてみましたが改善されず。戸惑っているうちに、今度はAちゃんのまぶたがどんどん腫れていき、ついには咳も出始めたのです。
もしかしてアレルギー?と義母と話していたとき、Aちゃんのお母さんである義姉が戻ってきました。
私と義母は慌てて経緯を説明。やはりアレルギーを疑った義姉にAちゃんが口に入れた物を伝えると、キウィが怪しいと言うのです。
救急車を呼ぶ事態に!
実は、Aちゃんは以前キウィを食べて顔が赤くなった経験があり、もう食べないでねと義姉はAちゃんに伝えたことがあるそうです。でもAちゃんは忘れていて、義母もそのことを知らずにキウイを食べさせてしまったのでした。
義姉が小児救急に電話すると、アナフィラキシーショックが疑わしいとのこと。すぐに救急車が手配されましたが、Aちゃんは到着した救急隊員の姿に怯え、泣きながら搬送されていったのでした。
楽しかった帰省が一時騒然となりましたが、幸いAちゃんはアナフィラキシーショックの中でも軽症で、すぐに帰宅できたと義姉から連絡がありました。
みんなで心底ほっとしましたが、私は初めてアナフィラキシーショックを目の当たりにし、アレルギーの怖さを改めて認識。以後家族以外に食べ物をあげるときは、必ずアレルギーはないか聞くようにしています。
◇◇◇
小児科の医師によると、アナフィラキシーショックは特定の物質によって起こる重度のアレルギー反応のことだそう。食物以外にも薬やハチ毒などでおきることもあるそうです。アナフィラキシーショックの結果、血圧低下、呼吸困難、意識障害などのショック症状に進行することもあり、点滴や薬物治療が必要なので緊急受診が必要とのこと。