妻を見下す夫「寄生虫は旦那様を支えろよ!」→「取引は中止だから」真実を伝えると、夫は顔面蒼白に!
結婚後、私は夫にお願いされ、専業主婦になりました。会社を経営している夫を支える日々だったのですが……。
夫の会社は経営が苦しく、銀行から家に電話がかかってくるなど、私もとても気になっていました。しかし気にする私を夫は気に食わないらしく、路頭に迷いたくないなら余計な口出しはするなと言ってくるのです……。
夫は外で働いている自分がすごくえらいと思っているようで、私を下に見てきます。夫に頼まれて専業主婦になったのに、黙って家事だけやって逆らうなといわれるのは心外でした。
最悪な夫、最悪な経営者
日に日にわが家の生活費も少なくなり、食卓も貧相になっていきました。しかしながら、夫は「仕事だ」と言いながら飲み歩く日々でした。
そんなある日、社員が家にやってきて、給料の未払いを催促されました。給料が支払われないことを理由に、何人かはすでに退職したと言います。私は何も知らず、事情を聞くと、今残っている社員は他に行き場のないものばかりだからと、夫は無給で働かせているようでした。
この状況はまずいと思い、私も再び働き出そうとしたのですが、夫は猛反対。社長の妻が働きに出ることを周囲がどう思うか、そればかり気にするのです。
その上、私を寄生中女と呼び、私が働いたところで何になるのだと罵るのでした。そして、次仕事に口出ししたら、速攻で離婚してやるとも言われました。
二度と支えません!
その半年後、私は夫に大切な話をすることに。
しかし夫は、私と話をすることなく、飲みに出かけようとしていました。
「大口の取引が決まったぞ!」
「専業主婦の寄生虫は社長の旦那様を支えろよ?」
これで会社も安泰になったと思い、調子にのっているようです。
「大丈夫、取引は中止だから」
私が事情に詳しいことを不審に思った夫。私はとうとう教えてあげることにしました。その取引先が、私の会社であることを。
実は給与の未払いが判明したあの後、私は夫の会社から退社した社員たちを誘い、会社を設立。寝る間も惜しんで働いて会社を軌道に乗せ、また夫に気づかれないように家事もしっかりやり、徐々に社員を増やしていました。夫の会社に残っている社員も、次の日からこちらの会社へ合流する予定だったのです。