「母さんは皮をむいてくれた!」あら探しして義母と比較する夫⇒実家に帰れ!とブチ切れた結果…!?
夫と結婚してすぐの出来事です。ある日、夕飯のデザートに、皮をむかず、くし切りに切ったオレンジを出しました。すると夫の顔色が変わったのです。「切っただけのオレンジなんて食べたことがない! 母さんは皮をむいて種も取ってくれる! こんなものは食べられない! ショックだ!」と言い激怒。私は夫の発言に驚き、あ然としてしまいました。
義母と比較してくる夫
夫婦の育った環境の違い!?
私は今度から皮や種を取るようにすると、夫に話すと「そうだろ? 取るのは当たり前だ」と言われました。私の実家では、いつもくし切りにされたオレンジが出され、自分で皮や種を取って食べていたことを伝えるも、「ありえない! 普通は取るんだから、非常識なことはするな」と言うのです。
私は夫に「言い方が少しきついよ? 各家庭で考え方が多少違うことはあると思うから、否定するような言い方はしないで」と言うと、「そんなことくらいで怒るな、俺は当たり前のことを言っただけ、おかしいのはそっちの実家だろ?」と笑われました。
夫が家事の粗探しをしてくる!
これ以上話してもけんかになるだけだと思い、その日は何も言いませんでした。夫の心ない言葉にショックを隠しきれなかった私ですが、今後、夫と口喧嘩に発展しないために、良い妻になろうと決心したのです。
そのため、掃除や料理などの家事を1日かけて必死でこなしました。しかし、仕事から帰宅した夫の口から「今日って部屋の掃除したの?」という言葉が……。「棚の上にほこりがあるぞ、掃除しているって言える?」と怪訝そうに言われたのです。
次々出てくる心ない言葉たち…
「おまえは料理もできなきゃ掃除もできないんだな」「母さんに全部イチから教えてもらえよ」と夫から笑いながら言われました。
「こんなに何もできなきゃ、母さんからあきれられると思うけどね!」という夫の言葉に、私は悔しくて泣きながら「私なりに慣れない家事を頑張ってやっているの! お義母さんと比べるのはもうやめてよ! そんなにお義母さんがいいなら実家に帰れば!?」と反論。夫は驚き、「そんなことくらいで泣くなよ、冗談だよ!」と焦っていました。
あれから夫は、私の家事について義母と比べることはしなくなりました。結婚してまもなくのころで、夫について知らないことが多くあると感じた一件です。夫からすれば、大したことない言葉だったのかもしれませんが、私はとても傷つきました。これからもっと夫のことを知っていき、そして夫婦の価値観の違いを少しずつ埋めていこうと思いました。
著者:神崎ハナ/女性・ライター。2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。
教職員や福祉の資格を持つ。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています