「二度と帰ってくるな…!」義妹の結婚式当日、母が倒れ病院へ⇒夫に「そのつもり」と伝えると…!?
認知症の母を介護するため、仕事を辞めて専業主婦になった私。そんな私に対して、夫は、「俺に作り置きを食べさせるとは何事だ」「親の介護と旦那様の世話を両立してこその嫁だろうが」と厳しく当たるようになりました……。そして、義妹の結婚式当日、私の母が突然倒れてしまい、結婚式の参加を見送ることに。すると夫はいますぐ戻って参列しろと怒鳴ってきて――!?
母の介護のために専業主婦になった私を、見下す夫。母の介護があるというのに、「俺に作り置きを食べさせるとは何事だ」「親の介護と旦那様の世話を両立してこその嫁だろうが」となじってくるのです……。
理解のある義妹
疲労困憊の毎日を送る私に、義妹から電話がかかってきました。
「お義姉さん、お久しぶりです!今度の私の結婚式なんですけど、出席で大丈夫そうですか……?」
私が介護で忙しくしていることを知っている義妹。義妹自身も介護職なので、普段からいろいろと相談させてもらっていました。
「実は母の認知症が悪化しちゃって……」
「施設入所は本人が嫌がるし、同居は夫が嫌がるから……週3で隣の県の実家まで私が様子を見に行っているの」
「それに、夫が『俺が起きる前に起きろ、俺より遅くに寝ろ』ってうるさいから、最近はなんとか3時間は眠れてる感じかな」
疲れもあってか、愚痴っぽくなってしまいました。すると、義妹は「嘘……!」と悲鳴を上げたのです。
「兄ったらそんなことをさせていたんですか!?」
「たしかに、昔から俺様気味なところはありましたけど……うちの兄が本当にすみません!」
続けて、「私がもっと昔から兄をなんとかしていれば……」と後悔し始めたので、私は慌てて「あなたのせいじゃないわよ!」「ちゃんと夫と話し合ってこなかった私も悪いんだし……」と言いました。
「でも、兄って話し合いから逃げません?」「ちょっとでも分が悪いと、『うるせぇ!』って怒鳴って強制終了するし……」と義妹。「そうねぇ、最近だと『離婚するぞ!』に変わったかしら」と言うと、「り、離婚で脅すなんて最低すぎる……!」と義妹はショックを受けてしまったようでした。
少し息を整えてから、義妹は夫から聞いた話を私に伝えてくれました。