「二度と帰ってくるな…!」義妹の結婚式当日、母が倒れ病院へ⇒夫に「そのつもり」と伝えると…!?
『うちの妹は週5で介護施設で働いているのに、妻はたったの週3でへばっている』
『しかも家事をおろそかにして、要領が悪すぎる』
私がいないところでも私をこき下ろしていた夫。あまりの扱いに、私は思わずため息をつきました。私のため息に気付いたらしい義妹は、つとめて明るい声で別の話題を切り出してくれました。
「実は、今度私の職場が新しい施設をオープンするんです!」「そこのショートステイにお義姉さんのお母さんを連れて来てみませんか?」
前に預けた施設は、老朽化が進んでいることもあって母のお気に召さなかったのです。多少の不安はありますが、新しい施設なら気に入るかもしれないと思い、私はその提案にのることにしました。
結婚式は欠席で
そして、義妹の結婚式当日――。
移動中の私に、夫から電話がかかってきました。
「おい、どこにいる?」「まさかこんな大事な日に腹壊してトイレに立てこもってるのか?」と嘲笑うような夫の声。
「違うわよ……」「ついさっき母が脳梗塞を起こして倒れたって病院から連絡があって、タクシーで向かっているの」「だからもう式場にはいないわ、スタッフさんにも義妹さんにも説明はしてあるから」
さすがの夫もこのときばかりは理解してくれるだろうと思っていたのですが、夫は「ふざけるな!」と怒り心頭。「母親が倒れたからなんだっていうんだ!」「お前は嫁として俺の妹の結婚式を優先しろ!今すぐUターンして戻って来い!」と私を怒鳴りつけたのです。
病院からは「できるだけ早く来てください」と言われていました。それなのに、夫は「戻ってこないなら離婚だ!」といつものように離婚で脅してくるのです。
「母親が倒れた程度で俺の妹の式欠席とかふざけるな!」
「結婚式に出ないなら二度と俺のもとに帰ってくるなw」
「最初からそのつもりよ」
「え?」
嫁の決意は揺るがない
義妹と話した後に、夫とこの先数十年、そして老後まで一緒に過ごしたくないという気持ちが強まっていた私。義妹の結婚式が終わって落ち着いたら、夫に離婚を切り出そうと思っていました。
「な、何を言ってるんだ!離婚なんて許さんぞ!」