保育園で子どもたちに大人気♪買って損ナシ!現役保育士がおすすめする「定番絵本」4選
こんにちは! 保育士の中田馨です。朝夕が涼しくなってきて、秋がやってきましたね。今回は、子どもたちも大好き! 私も大好き! 1~2歳のお子さん向けの、秋にちなんだ絵本を4冊紹介します。
『くだものさん』(学研教育出版)
亀山達矢さん、中川敦子さんのユニット・tupera tuperaの絵本です。
秋は「食欲の秋」とも言われます。秋ならではの食材と言えば「果物」。物語の舞台は果樹園です。「かじゅえんにやってきましたくだものさんくだものさんだあれ」というと、葉っぱに隠れた果物がしかけ絵本になって顔を出します。
「ぽろりんりんごさん」とにっこり笑ったりんごさんが顔を出します。次のページには「くだものさんくだものさんだあれ」と、葉っぱに隠れたまた違う果物たちが出てきます。
「くだものさんくだものさんだあれ」と繰り返しがあること、しかけ絵本になっていること、季節の身近な果物が出てくること。その果物たちの表情が個性豊かなこと。どれも子どもたちにとって楽しめる要素です。何度も読んでいるうちに「くだものさんくだものさんだあれ」のページで少しだけ見える果物を先に「カキ!」と子どもが答え始めることもあるでしょう。「わ!これで分かったの?カキかな~?」なんて言いながら、絵本をめくるのもいいですね。
『おふろにいれて』(ポプラ社)
せなけいこさんの絵本です。
登場人物は、男の子のりゅうちゃんと動物たち。そして、せなさんの絵本によく出てくる「おばけ」です。このおばけ、実はお風呂が大好きなんです。
「みなさんはおふろがすきですか?りゅうちゃんがおふろにはいっているとーおやおやまどでだれかがのぞいているぞ」と、犬、猫、うさぎと次々と動物たちがお風呂に入ってきます。そして、次にやってきたのが、なんとおばけ!
みんなびっくりして逃げ出しますが、おばけは「ぼくはいいこのおばけだよ!」と言ってみんなに呼びかけます。夏は、シャワーだけだったご家庭もあるでしょう。肌寒い秋がやってきて、湯船につかる機会も増えますので、ぜひ親子で読んでほっこりあたたかくなってください。
『ぐりとぐらのえんそく』(福音館書店)
なかがわえりこさんとやまわきゆりこさんの「ぐりとぐら」