保育園で子どもたちに大人気♪買って損ナシ!現役保育士がおすすめする「定番絵本」4選
シリーズです。
秋の風を感じていると、なんだか自然豊かなところにお出かけしたくなる気持ちになりませんか? そんなときはこの絵本がおすすめです。「リュックサックをしょってすいとうをさげたのねずみのぐりとぐらは、いくらリュックがおもくてもくたばらないぞくりとくらえんそくのたのしみはりゅっくのなかのおべんとうぐりぐらぐりぐら」と物語が始まります。
「そろそろおひるのベルがなるころだ」と時計を見るとまだ10時。体操したりマラソンしたりしていると、ぐりが毛糸に絡まり転びます。ずっと続く毛糸の先は……と物語が続きます。
ぐりとぐらの絵本の楽しみと言えば、何といってもおいしそうな食べもの。今回も物語の後半に、ぐりとぐら特製のおいしそうなお弁当が出てきます。
見ているだけでおなかがグーッと鳴りますね。私も中高生の子どもたち連れて、近くの河原へお弁当持ってピクニックに行きたくなりました。
『14ひきのあきまつり』(童心社)
いわむらかずおさんの14ひきのシリーズの絵本です。14ひきのねずみの家族が住んでいる森に秋がやってきました。「あきのもりでかくれんぼ。こんどはさっちゃんがおに。もういいかい。まあだだよ。
おかあさんたち、きのみとりにいってるよ」と物語が始まります。
かくれんぼをしているうちに、ろっくんが見当たらなくなりました。家族でろっくんをさがします。すると、森の中ではバッタやかえる、きのこ、どんぐりたちが「わっしょいわっしょい」とおまつりをしています。ろっくんを探している間に出会う不思議な風景。そして、ろっくんはどこにいったのか?
大人の私は、少し緊張しながら読み進める絵本です。14ひきのシリーズは、森の季節の描写がとても美しく、ページをめくるたびにその絵を見て楽しくなります。物語ももちろんですが、目で見て楽しめる絵本ですね。
そして、最後には家族14ひきの食事のシーンがあります。
今回は、秋に読むのにおすすめな絵本を4冊紹介しました。秋ならではの絵本を見つけて、お子さんと楽しんでくださいね。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。