ひな祭りの前に要チェック!赤ちゃんが食べられない&注意すべき「ひな祭りメニュー」は?
こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。もうすぐ桃の節句のひな祭りですね。先日、わが家も娘のひな人形を出したところです。料理を作ってお祝いするご家庭も多いと思います。今日はひな祭りのメニューで赤ちゃんが気をつけるものをご紹介します。
ひな祭りとは?
ひな祭りってどんな行事でしょう? もともとは女の子の行事ではなかったようです。季節の変わり目の災いを、「流し雛」をおこなうことでお祓いするための行事だったのが、江戸時代に女の子の節句として定着したそうです。
ひな祭りのメニューで気をつけるものは?
はまぐりのお吸い物
はまぐりは、一生連れ添う仲のいい夫婦の意味があります。そんな縁起物のはまぐりですが、赤ちゃんはまだ食べられません。
ちらし寿司
ひな祭りにちらし寿司をするご家庭は多いのではないかなと思います。中に入れる具材に気をつけましょう。たとえば、刺身やエビなどはまだ食べられません。
ひし餅
ひし餅のピンクは健康。白は子孫繁栄、長寿、純潔。みどりは健やかな成長。と、それぞれの色に意味があります。原材料に餅を使っているので赤ちゃんは食べられません。
ひなあられ
ひなあられも、ひし餅と同じピンク、白、緑ですね。健やかな成長の願いが込められています。ひなあられはかたいです。
赤ちゃんがきちんと噛むことができてから与えるほうがいいでしょう。また、塩分や糖分も気になりますので、なるべく味つけが薄い物を選ぶと安心ですね。食べられる目安は1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)の後半以降。幼児期からでも遅くはないかなと思います。
甘酒
桃の花のピンク(赤)と甘酒の白が紅白でめでたいという意味もある甘酒です。酒という名前ですが、米麹でつくられたものはアルコールは入っていません。酒粕で作られたものは、1%ほどのアルコールがありますので、赤ちゃんや子どもには飲ませないようにしましょう。また、甘酒は甘いです。
飲ませる場合は、1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)の後半に少量だけ。薄めたり牛乳に少し混ぜるなど、甘さの調節しましょう。
年に一度のひな祭り。初めてのひな祭りという赤ちゃんもいると思いますので、楽しんでくださいね。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
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