子育て情報『赤ちゃんに心雑音?原因は「肺動脈弁狭窄症」でした【ママの体験談】』

赤ちゃんに心雑音?原因は「肺動脈弁狭窄症」でした【ママの体験談】

目次

・幸せの絶頂から一気に不安へ
・現時点で考えられること
・心電図、超音波検査をした結果…
・経過と現在の様子
・著者:高橋四葉
聴診器とカルテ


無事に出産して退院する当日、医師から「赤ちゃんの心音に雑音が聞こえる」と言われ、まったく予想していなかったできごとに戸惑いました。検査や経過観察をした結果は……?

幸せの絶頂から一気に不安へ

わが子が生まれて、母子ともに経過良好で順調な入院生活を送っていたのですが、いざ退院の日。最後の回診で医師から「赤ちゃんの心音に少し雑音が聞こえるから病院を紹介しますね」と言われました。

「心雑音てどういうこと? 心臓の病気? この子に何かあったら……」と不安に押しつぶされそうで頭が真っ白になりました。


現時点で考えられること

紹介された病院で検査をしなくてはわからないと知りつつも、「どのようなことが考えられますか?」と質問をしました。すると医師は「理由はさまざまだけど、検査をしてなんともなかったってこともよくあることだよ」とおっしゃっていました。

検査をしないことには結果は分からないけど、私は少し希望を持てたことにほっとして、張り詰めていた糸が切れるように涙が溢れました。

心電図、超音波検査をした結果…

退院して間もなく、紹介された病院で検査をしたところ「肺動脈弁狭窄症」と診断されました。肺動脈弁狭窄症とは肺動脈の弁が通常より狭く、血液を送るポンプの働きをする右心室に負担がかかるため、狭さの程度により運動制限や手術が必要になるとのことでした。

そして、血流の速さ、右心室に加わる圧負荷を数字で説明され、わが子の場合は軽症で運動制限もなく、定期的に検査をして経過をみましょうということになりました。


経過と現在の様子

医師から「体が大きくなるにつれて弁が広がることもあります」と言われていたとおり、生後3カ月の健診で少し弁が広がる変化がありました。現在は年に1度検診を受けており、このまま悪くなることも良くなることもないと言われています。

「肺動脈弁狭窄症」は完治することはないため、病名はずっとついてしまうとのことでした。しかし、現在小学生になったわが子は運動会で毎年リレーの選手に選ばれる、そこそこのスポーツマンです。運動制限なしと言われても心配というのが本音ですが、その心配がわが子の邪魔になってしまわぬよう、大好きな運動を全力で応援していきたいと思っています。

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