妊娠中の不眠...赤ちゃんへの影響は?眠れない時の不眠解消法はコレ!
※参考:日本神経治療学会「標準的神経治療:Restless legs症候群」(IV 二次性Restless legs症候群 4.妊娠とRLS)
睡眠不足がおなかの中の赤ちゃんに与える影響は?
妊婦さんの睡眠不足は、おなかの中の赤ちゃんへの影響があるという報告はほとんどありません。赤ちゃんは、お母さんの睡眠リズムとは異なるリズムで寝ているので、お母さんが眠れなくてもおなかの中で赤ちゃんは眠れています。しかし、つわりや頭痛、貧血など睡眠不足になっている理由によっては、赤ちゃんに影響があることがあります。
また、睡眠不足では、お母さんの体力は落ちやすいです。日常生活で注意散漫になりけがをしやすくなったり、分娩のときには寝不足で最後まで体力が持たなくなることもあります。それにより、けがや分娩が長引き、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性もあります。
妊娠中は睡眠薬を飲んでもいい?
妊娠中に使う薬には注意が必要であり、自分の判断で服用してはいけません。また、妊娠中に睡眠薬を服用することは、推奨されておりません。
妊娠初期の服用は、一番赤ちゃんへの影響が出やすい時期ですが、妊娠末期でも服用による影響が出る可能性があります。しかし、不眠が原因で心身に大きな影響が出るようになれば、医学的に睡眠薬が必要となる場合があります。また、妊娠前から治療で睡眠薬を服用していた方は、妊娠中も服用を続ける必要があることもあります。妊娠がわかったら、薬の量を減らしたり種類を変えたりする可能性があるので、早めに専門医に相談しましょう。
眠れないときの不眠解消法は?
なかなか眠くならない、疲れているのに眠れないときについて、妊婦さんでも安心して使える不眠解消法を紹介していきます。
・ハーブティーでリラックス
ハーブにはリラックスし安眠できる作用があります。
カフェインレスで、リラックス効果が期待できるハーブティーを飲みましょう。
・抱き枕で寝る姿勢を整える
おなかが大きくなり重くなってくると、寝る姿勢を整えるのも一苦労です。そういうときは、抱き枕を使ったり、布団を丸めて足に挟んだりすると、腰痛や骨盤の痛みも和らぎやすくなります。
・スマートフォンやテレビを見ない
寝る前にスマートフォンやテレビを見る人も多いかと思います。