子育て情報『妊婦さんは自転車に乗ってもいいの?妊娠期ごとに異なる?注意点は?』

妊婦さんは自転車に乗ってもいいの?妊娠期ごとに異なる?注意点は?

妊娠中期は赤ちゃんの性別が分かるようになってくる時期です。赤ちゃんの大きさは妊娠7カ月の終わりで体重がおよそ1,000gと、体つきもしっかりしてきます。

・妊娠中期の体調の変化
つわりの症状が治まってくるこの時期は、いわゆる「安定期」にあたり、過ごしやすい時期です。ママのおなかはふっくらと目立つようになってきます。大きくなった子宮に胃や肺が圧迫され、息苦しさを感じることもあるかもしれません。つわりが終わって食欲が増え、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高まるのも、この頃からです。

・妊娠中期の生活
つわりのせいで動くことさえままならなかった妊娠初期とは打って変わって、妊娠中期は活動的になるママも多いようです。自転車での移動は転倒の危険がともないますが、「危ないから」と外出そのものを控えてしまうのは考えものです。
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を予防するためにも、この時期に無理をしない程度に身体を動かすことはおすすめです。

●妊娠後期(妊娠8カ月以降/妊娠28週以降)
出産を目前に控え、赤ちゃんもママの体もいよいよ準備完了。妊娠36週以降は前駆陣痛が始まる人も少なくありません。

・妊娠後期の体調の変化
心拍数も増え、少しの動作で息があがってしまうこともしばしば。貧血や軽度の出血が起こる場合もあります。さらに、出産予定日が近づくにつれ、ママのおなかは大きくなり、おなかの張りを感じる方もいるでしょう。陣痛の前触れである「前駆陣痛」が起こることもあります。

・妊娠後期の生活
妊娠中期に引き続き、活発に動けるように思いがちな時期ですが、無理をしないことが大切です。
自転車の使用は体調がよい人であっても、妊娠35週、妊娠9カ月の終わりまでが限度。それ以降は突然、破水したり陣痛が始まったりする可能性が大きいため、おすすめできません。

妊娠中、自転車に乗る際の注意点

妊娠中にどうしても自転車に乗る必要がある場合は、安全対策を万全にしましょう。注意点は以下のとおりです。 

・体調に少しでも不安があるときは乗らない
・息苦しくなったり、気分が悪くなったりしたら、途中で休む
・スマートフォン、母子手帳、財布は常に携帯する
・車や人の往来が激しくない道を選ぶ
・スピードの出しすぎ、片手運転は厳禁

自転車の操作は慣れているからと過信せず、安全第一で乗りましょう。

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