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出産のための入院で、上の子たちを寂しがらせてしまう…?→そこで夫は考えた!大成功した作戦とは!?

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出産のための入院で、上の子たちを寂しがらせてしまう…?→そこで夫は考えた!大成功した作戦とは!?


わが家は昨年5人目の赤ちゃん(四女)が生まれた共働き夫婦です。上のきょうだいには9歳の長女、7歳の長男、5歳の次女、2歳の三女がいます。私が出産入院するたびに気にしていることがあります。それは、入院中に上の子どもたちに寂しい思いをさせてしまっているということです。

特に今回は次女が寂しくて不安そうにしていました……。すると、夫がある作戦を考えたのです。

 

出産入院期間に特別なことをしよう


今までの出産では入院期間中に子どもたちにお見舞いにきてもらったり、夜には電話でお話したりするようにしていました。しかし、今回の出産入院ではコロナ禍ということもあり、出産後のお見舞いにきてもらうことができません。
出産が近づくにつれ、特に寂しくて不安な様子を見せていたのが次女です。そこで、今回の入院期間中は電話だけでなく、入院期間が「寂しくてイヤな期間」ではなく「むしろ楽しみで仕方ない期間」にできないかと夫が考えてくれました。

 

そこで、夕食のあとは誕生日やクリスマスなどの特別なとき以外、普段はデザートやお菓子は食べないのですが、入院期間中だけは特別にアリにしようと夫が提案してくれました。それが今回の出産入院で初めて実践した「お母さんがいない間、夜ごはんのあとにデザートを食べよう」作戦です。これなら次女の不安を和らげつつ、楽しみに思ってくれるはず!と私たちは考えました。

 

子どもたちにアンケート


子どもたちに出産入院期間を「むしろ楽しみに」してもらうために最も大事な場面です。 夫が「お母さんが入院している間は、夜ごはんのあとに特別にデザートを食べていいよー。何が食べたい? なんでもいいよ」と聞くと、「本当になんでもいいの?」と、まずは疑う子どもたち。


 

「なんでもいいよ! 食べたあとにちゃんと歯みがきさえすれば」とそのひと言で、子どもたちのテンションが一気に上がります。「アイスクリーム!」「板チョコ!」「フーセンガム!」など思い思いにリクエストが出てきました。

 

もっと子どもたちの期待感を高めよう


子どもたちのリクエストが出尽くして、意見をまとめると、「じゃあお母さんは残念ながらデザートは食べられないけれど、お父さんたちだけで食べちゃおう!」と言って、夫がさらに盛り上げてくれました。出産が近くなると事前にアイスクリームやお菓子の買い出しをしてをしてくれた夫。

 

「お母さんが入院中のデザートを買ってきたよ」と伝えて、さらに子どもたちの期待感を高めます。それを見て一番大喜びしたのは次女でした。「デザートは私たちが食べるから、お母さんは病院でお野菜ばかり食べといてください!」と自慢までし始めました。これは想像以上の効果でした。


 

 

出産入院期間中の子どもたちの様子は!?


私の入院中、子どもたちは「夕食後のデザート」を楽しみにしながら過ごせていたとのことです。ちなみに入院期間中に食べたデザートは以下の通りです。

 

1日目、ソーダアイス。2日目、板チョコ(半分)。3日目、バニラアイス。4日目、板チョコ(残りの半分)といった普段は食べないデザートばかり。

 

子どもたちはとてもうれしかったようです。それでも、入院1日目の夜に電話をしたときは長女と次女が少し寂しそうでした。
しかし、2日目以降は私がいないことにも少し慣れ、「夕食後のデザート」効果もあって長女も次女も明るい声を聞かせてくれました。

 

 

私が退院して、感想を聞くとたくさん自慢してくれました。約束通り歯みがきもしっかりしていたようで、ひと安心。「子どもたちが寂しくならないように」と素敵な提案をしてくれて、私がいない間も子どもたちと楽しく過ごしてくれた夫にも感謝です。

著者:守岡 みずほ



9歳、7歳、5歳、2歳、0歳の1男4女を子育て中の共働き夫婦。早くも6人目の赤ちゃんもほしくなってきた今日この頃。

 

監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。
その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

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