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初めての出産は帝王切開! 予備知識がないまま挑んで後悔していること

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初めての出産は帝王切開! 予備知識がないまま挑んで後悔していること


 

初めての出産は、帝王切開手術でした。出産だけでなく手術も初めてのことで、どのように進むのかまったく予想ができず不安でいっぱいに。また、急に手術が決定したことで、なんとなく実感のないまま出産に挑むことになってしまった筆者の体験談です。

 

心の準備は2時間で


筆者の場合、予定帝王切開ではなく、陣痛が微弱すぎて分娩できそうにないので帝王切開に切り替える、という緊急帝王切開でした。ただ「緊急」といっても差し迫って命の危険があるからではなく「急に決まった手術」という意味であり、決まってから手術までは2時間ほど時間がありました。

 

すっかり普通分娩のつもりでおり、帝王切開の可能性をまったく考えていなかったため、状況に気持ちが追い付かない状態だったのです……。「え、手術? 2時間後に?」と、信じられない気持ちでした。

 

なかなか実感できない


与えられた2時間は、心の準備をするどころか緊張するために使ってしまいました。
なにしろ当時の筆者は、予備知識がまったくなかったのです。

 

先生からは「下半身麻酔なので腰から薬を入れて手術をします」と説明があり、また手術の流れを書いたプリントも渡されたと思うのですが、そこに書いてあることを自分がこれから経験する、ということがなかなかピンときませんでした。

 

「これからおなかを切るんだ」ということをやっと飲み込み、不安と緊張でいっぱいになったところで手術の時間になってしまいました。

 

不安なまま手術台へ


手術台に横たわると、「どうにでもなれ」という気持ちにもなり、とても複雑な心境だったことを覚えています。部分麻酔だったので手術中も意識ははっきりしており、医師や看護師さんたちの話し声が聞こえていました。もっと厳粛にしてほしいと感じる人もいるかもしれませんが、筆者の場合は緊張がほぐれてちょうどよかったです。

 

助産師さんが顔のすぐそばに立っていて、ときどき「気持ち悪くないですか?」「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたのも、心強くて安心できました。複雑な心境でも、赤ちゃんが生まれたときの感動はもちろんあり、涙が出たことを覚えています。


 

 

急に決定したことだったのでよく状況が飲み込めず、夢を見ているような感じでした。帝王切開を他人事と考えずちゃんと知識をもっておけば、もう少し「出産」の実感が得られたのかもしれないと後悔しています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:ライター 銀鏡あゆみ
二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。

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