わかるような、わからないような……超音波検査って何を見ているの?!
こんにちは! 助産師のREIKOです。妊婦健診でおこなわれる超音波検査。おなかの中の赤ちゃんの様子がわかるので楽しみにしているママも多いのではないでしょうか?
その一方、先生と映し出された画面を見ながら説明を聞くものの、なんとなくわかるような……わからないような……というママもいらっしゃると思います。そこで今回は、妊婦健診でおこなわれている超音波検査って何を見ているのかお話ししたいと思います。
2D、3D、4Dって何?
最近では3Dや4Dなどといった超音波を導入している産院も増えてきました。その違いとは何でしょう?
普段、先生が見ている超音波法は2次元(2D)法です。赤ちゃんの断面を平面的にとらえた画像を見ています。これに対して3Dは、赤ちゃんの表面の画像を立体的にとらえたもの、そして4Dは3Dに時間をプラスして、今、実際に動いている立体的な赤ちゃんをとらえたものをいいます。
3D、4Dの画像はママたちがリアルな赤ちゃんを見ることができるので、赤ちゃんへの愛着が増すというだけでなく、2Dではわかりにくい赤ちゃんの異常がわかりやすくなるといったメリットがあります。
“私が通っている産院には3D・4Dの超音波がない”という方もいらっしゃると思いますが、2Dでも必要な項目は見られますのでご安心を!
経腟超音波では何を見ているの?
経腟超音波は、主に妊娠初期におこなわれます。腟の中に超音波の器械を入れて検査します。最初の診察では、子宮の中に赤ちゃんがいるか、赤ちゃんの数、赤ちゃんの大きさ、心臓は動いているか、見た目の異常はないか、卵巣や子宮に異常はないかなどを見ています。
また、最終月経から算出した分娩予定日と、赤ちゃんの大きさがずれている場合、分娩予定日が修正されることもあります。そして妊娠初期以降におこなわれる経腟超音波では、胎盤の位置や、子宮口が開いたり子宮頸部が短くなったりしていないかなど見ています。
経腹超音波では何を見ているの?
赤ちゃんが大きくなってくると、経腟超音波では赤ちゃんの全体像をとらえることが難しくなってくるので、おなかに超音波の器械をあてて見る、経腹超音波が用いられます。
経腹超音波では、赤ちゃんの頭の大きさ、おなか周りの大きさ、おなかの厚み、太ももの骨の長さを測り、赤ちゃんの発育状態を見ています。