子育て情報『つらい思いをさせてごめんね…安静にしていたら治ると思ったら【体験談】』

つらい思いをさせてごめんね…安静にしていたら治ると思ったら【体験談】

目次

・風邪? かかりつけ医のいる病院に行く
・「何か違う気がする」ママの勘が当たる
・緊急入院! つらい思いをさせてごめんね……
・著者:小林更紗
咳をする赤ちゃんのイメージ


三女が2歳1カ月のとき、緊急入院しました。最初は「風邪をひいたかな?」と思う程度で、病院に行ったあとは、家で安静にしていました。ところが……。そのときの体験談をご紹介します。

風邪? かかりつけ医のいる病院に行く

三女は気管支が弱いのか、風邪をひくと呼吸がゼーゼーヒューヒューする子でした。4月のある金曜日、37.8℃の熱が出て「風邪をひいたかな?」と思い、土曜日にかかりつけ医のいる病院に行きました。

いつもと同じように風邪との診断で、風邪薬をもらって帰宅。それほど高い熱でもなかったので、「安静にしていれば治るのでは?」と思っていたのですが、日曜日も熱が下がらず、38.7℃と上がる一方。
いつもと比べて呼吸が苦しそうだなとは思ったものの、それ以外の症状がなかったので月曜日に再びかかりつけ医の元に行き、「熱が下がらなければ明後日また来て」と言われて帰り、自宅で安静にしていました。

「何か違う気がする」ママの勘が当たる

そのまま自宅で安静にしていましたが、「よくひく風邪とは何か違う気がする」と思っていました。熱も下がらず呼吸が苦しそうで、胸全体でゼーゼーと呼吸をしているようなイメージ。そのうえ、よく寝るのでしんどかったのだろうと思います。水曜日の朝、ようやく熱が下がってひと安心。

ところが、昼ごろになって体が熱い気がして、熱を測ってみると38.9℃。「これはやばい」と思ったものの、個人病院はお昼休憩の時間で開いていません。かかりつけの病院も午後から休みだったので、開いている病院を探して、午後一番で行きました。


そこで測ったサチュレーション(血中酸素飽和度)は93%。あとで医師から聞きましたが、元気な場合の基準値は96~100%という数値だそうです。レントゲンを撮り、血液検査もおこないました。医師に「肺炎を起こしているから、総合病院を紹介します」と言われました。何か違う気がするというママの勘が当たってしまったのです。

緊急入院! つらい思いをさせてごめんね……

紹介状をもらって総合病院へ直行し、再び診察や検査。点滴のルートを取るときは病室から出ていましたが、三女の泣き声が響き渡っていました。呼び出されて三女の元に戻ると、ぐったり茫然としています。
「つらい思いをさせて、痛い思いをさせてごめんね」

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