言葉が早い子の特徴。でも言葉は早い遅いに捉われないで


■言葉の発達には、子どもの周りの環境も影響!?3歳過ぎたのに言葉が遅い…と悩まれている親御さんを見ていて気付いた共通点があります。それは、「周囲が子どもの気持ちや言いたいことを代弁している」ということ。

ママや兄弟など、周囲が先回りして「●●ちゃん、これ食べたいんだ!」「こうしたいの?」と気を利かせ、代弁してしまうと、その子がしゃべらなくても欲求や意志が通じる環境が作り上げられてしまいます。すなわち、「うん」や「ううん」と首を振るだけで意志が通じてしまうこと。それでは、子どもは言葉を発しなくなってしまいます。

子どもがうまく説明できなかったとしても、自分自身で話すのを待ってあげる環境がとても大切なのだな、と改めて感じます。言葉は出なくても、こちらの言っていることはわかるケースがほとんどなので、「こういう時はこうやって言うんだよ」と、お手本を見せてもいいですね。

■言葉のが早い・遅いだけに捉われないこと! 子どもの言葉の発達が遅いと、ついそのことに捉われがちですが、この時期はママとしてほかにやらなければいけないことがあります。


・ママの役割3つ
1.社会性を育むこと
2.その子自身に自信を持たせること
3.自立心を育てること


まずは、たくさんのお友達と遊ばせて、同じ月齢でもいろんな性格や主張を持った子どもたちと関わらせましょう。そして、先ほどのママの役割を意識して子どもとかかわるようにしましょう。ママの役割を実践するために以下のことをすると効果的です。

1.遊びたいおもちゃを誰かが使っている時は「貸して」と言わないと貸してもらえないことを学ぶこと

2.ほめるところはほめて、自分がやっていることに自信を持たせてあげること

3.ちょっと難しいことにも挑戦させ、それができた時の達成感=成功体験をたくさん積ませてあげること

結果、子どもの言葉の習得のほか、自然にコミュニケーション能力が身につき、自分の主張をしっかりと提示できる子どもに育っていくのだと私は思っています。

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