妊娠中のカフェインやアルコールの赤ちゃんへの影響 飲んでよい量は?


どれだけのアルコールを摂取したら子どもがFASになるのかという明確な基準はありません。

そのため、ママが断酒することだけが、FASによる障害の可能性をゼロにすることにつながります。妊娠中、授乳中は、できるだけ断酒をするよう頑張りましょう。

■コーヒーやコーラ、カフェイン飲料は息抜き程度でカフェインも、アルコール同様に胎盤をすり抜けて、胎児に直接届いてしまいます。胎児は肝臓の機能が未熟なため、カフェインを排泄できません。そのため、胎児の体内に高濃度のカフェインがとどまることになります。

カフェインの摂取量が胎児に与える影響については、カフェインを1日300mg以上摂取する妊婦は、150mg未満の妊婦に比べて、流産のリスクが2倍になるという報告があります。妊婦が1日8杯以上のコーヒーを飲むと、死産のリスクが高まるという報告もあるようです。


コーラには350mlあたり約35mgのカフェインが、コーヒーには100mlあたり約60mgのカフェインが入っています。たまに、息抜き程度に1~2杯飲む分にはよいですが、水代わりに飲むのは、カロリーの面から考えてもやめたほうがよいでしょう。

私はつわり中、コーラが無性に飲みたくなりましたが、カフェインの影響を考えて、サイダーや無糖の炭酸水で我慢していました。

今はノンカフェインのコーヒーや、おいしいノンアルコールの飲料がたくさん売られています。お酒やカフェインたっぷりのコーヒーを飲みたい気持ちはわかりますが、赤ちゃんのことを考えて代用品をうまく使いながら、楽しい妊婦ライフを送ってくださいね。
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