北欧の教育システムの特徴。学力世界水準が上位なのに宿題はなし!?
■フィンランドの教育システムの特徴(1)義務教育は7歳~16歳までフィンランドでは、日本よりも1年遅い、7歳から義務教育がスタートします。社会福祉がしっかりしているため、もちろん授業料、教科書や学用品も無料(義務教育ではないが、大学や大学院、専門学校も無料。)
クラス構成も少人数制で1クラス24人以下。親の収入や学力に関係なく、すべての子供が質の高い教育を受けることができています。
■フィンランドの教育システムの特徴(2)16歳になるまで、宿題も学力テストもない子どもの発達を重んじ、競争学習を問題視しているのがフィンランドの教育方針。 驚くことに、小学校では成績表も存在せず、16歳になるまでテストもありません。
■フィンランドの教育システムの特徴(3)教員の地位と学力が高い教員は全員大学院卒。社会地位も高く、高収入。
さらに平均1日4時間授業をするだけで、勤務時間も圧倒的に少ないのが特徴です。
■フィンランドの教育システムの特徴(4)学習時間が少ない1日の学校での休憩時間は平均75分(ランチタイムを含まない)。ちなみに、アメリカは27分、日本の学校の休み時間も大体アメリカと同じくらいです。授業日数も、フィンランドのほうが、日本より年間40日も少なくなっています。もちろん生徒は家庭で勉強することがほとんどなく、塾も存在しません。
2010年から、国民が1Mbpsの速度でインターネットに接続する権利を法律で保証することからもわかるように、ITにも力を入れているフィンランドは近年、国際競争力ランキングでも5年連続1位に輝いた国でもあります。
詰め込み式、競争、暗記教育の日本の教育とは異なり、ゆとり、知識をもとに自ら考える力、子ども個人を重視するフィンランドの教育。文化や社会体制が異なるとはいえ、日本の教育も、フィンランドから学ぶべき点があるのではないでしょうか?
【参照】
http://www.businessinsider.com/finland-education-school-2011-12?op=1
http://www.edweek.org/tm/articles/2014/06/24/ctq_faridi_finland.html