■入院中に赤ちゃんのお世話を学ぶ経膣分娩(普通分娩)の場合、入院1日目(出産の翌日)からは、赤ちゃんのお世話をいろいろと学んでいきます。授乳の仕方をはじめ、赤ちゃんの沐浴の仕方、抱き方、オムツの替え方などを学ぶうちに「ママになったなあ」ということを実感していくでしょう。
産院によっては、母乳の出をよくするマッサージをしてくれたり、乳房マッサージの方法を指導してくれたりするところもあります。
■シャワーはいつからOK? 入院中は、もちろん入浴(シャワー)もOKです。ただし、いつから解禁するかは、産院の方針によって異なります。出産翌日からシャワーOKとなっている産院もあれば、2日は経過してからが望ましいという方針の産院もあります。
ただし、お湯に浸かっての入浴はもう少し待って。傷の状態などにもよるので、一概には言えませんが、基本的には退院後、出産から2週間~1ヵ月ほどで入浴のOKをもらえるはずです。
気になる人は医師や助産師に、シャワーやお風呂はいつから良いかを確認しておきましょう。
■入院中は、体を休めながらママの役割を果たしていく入院中は体をゆっくり休めて、体調を少しでも回復する大切な時期。とはいえ、入院中はダラダラ過ごしていいというわけではありません。
ママになったことを実感しながら赤ちゃんのお世話をしたり、退院後に困らないようにと栄養指導や調乳指導などを受けたりして、徐々にママの役割を果たしていくのが、入院中のおもな目的です。
退院後に慌てないよう、わからないことがあれば医師や看護師、助産師に遠慮なく質問しておきましょう。
また、入院中は同じ時期に出産したママたちと知り合うことができるので、初めてのママ友づくりに最適な環境でもあります。同室のママと仲良くなり、その後もママ友付き合いが続いているという人は、意外と多いものです。同じ時期にママになった同士、きっと良き相談相手になるはずですよ!
産後の入院生活を有意義に過ごし、退院後の生活に備えておきましょう。
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