子供の集中力を伸ばすために習慣づけたいこと(3)寝る前に読み聞かせをしよう
集中力を高める遊びに「サイレントゲーム」というものがあります。これは、子どもたちに目をつぶってもらい、先生が「風が吹いてきました。そこに1枚の葉っぱが落ちてきます…」といったお話をしてもらい、それぞれの子どもが頭の中でその場面を想像するというゲームです。
想像することに意識を集める=集中力を高めている状態を作り出すというのがこのゲームのねらいですが、小さな子どもにこれをやってもらうのは難しいかもしれません。
しかし、このゲームと同じ環境をご家庭で簡単に作ることができます。それが、おやすみ前の読み聞かせです。リラックスした状態での読み聞かせは、子どもの想像力を一層高めてくれることでしょう。
頭と心がつながった状態で考えて行動する小さな子どもは、何事においても純粋であり、頭だけで物を考える大人よりも、何十倍も柔軟に集中力を養う事が可能です。
今回ご紹介した習慣を日々の生活の中で継続的に取り入れ、子どもの集中力を無理なく高めてみてください。
(徳武加奈子)
国際バカロレア初等教育プログラム導入幼稚園。3つの特徴と3つの教育効果。