自分が変われば相手も変わる? 大人でも使えるコミュニケーションスキルを高める方法
まずは自分が変わるよう努力する
そこで大切になるのが、「相手を変える」のではなく、まずは「自分が変わる」こと。やみくもに相手に迎合するのとは違い、目的を達成するために、相手の目線で物事を見て理解し、その立場に立って共感することがねらいです。
人は理解され、共感されていると思うと心を開き、耳を傾けるようになるもの。自分とは異なる相手の考え方や視点を理解し、尊重し、そこから自分がどのような対応すれば、お互いにとって気持ちの良いコミュニケーションを築くことができるのかを考えてみるのです。
自分と異なる考え方があることを教える
例としてわかりやすいのは、対立が起きた場合。お友だちとケンカした場合など、善悪の判断とは別に、自分とは異なる他者の考え方、視点などについて子どもにわかるように繰り返し説明し、理解を促してみましょう。
異なる世代や年齢の人々と積極的に交流する機会を設けたり、旅行に出かけた際には、その土地の歴史や伝統について、自分の育ってきた環境と比較して話をしたりするのもよいでしょう。
そのような中で、自分はどのように振る舞えば、楽しい関係が構築できるのか、親子で対話を重ねていってみてください。
(タベ真美)
国際バカロレア初等教育プログラム導入幼稚園。3つの特徴と3つの教育効果。