連載記事:子どもの第1次反抗期にはこう対処しよう!

わがままな子どもにしたくなければ愛情を示そう(子どもの第1次反抗期にはこう対処しよう! Vol.8)


「甘やかす」と「甘えさせる」の違い

たとえば、子どもが親とのスキンシップを求めて近寄ってきた時や、何か親に話をしたくて近寄ってきた時、「ちょっと手が離せないからあっちに行っててね」とか「お利口さんにしててね。そしたら後で、ほしかったおもちゃを買ってあげるからね」といった具合で追い払ったりはしていないでしょうか。もしそうしているのなら、それは「甘えさせる」ではなく「甘やかす」でしかありません。

子どもは親とのスキンシップを求め、そのぬくもりをほしがってきているのですから、ほんとうに「甘えさせる」には抱っこをして、しっかりとその気持ちを受け止めてあげることが必要なのです。

子どもが話を聞いて欲しいと思っているようなら、どんなにくだらない話でも、叱ったり批判したりしないで、まずは子どもの話をきちんと聞いてあげることが必要です。そうする代わりに物を与えるようなことはしてはいけません。そして、抱きしめたり、ふれあったりして甘えさせるという行為には、してもしすぎるということはないと覚えておくべきでしょう。

このように、子どもを「甘やかす」というのは、子どもが親に甘えたい時にそうさせず、受け入れないことによって起きるものです。
そして、親とのふれあいを求めている子どもにも物を与えてしまうと、子どもは自分が本当は親と存分にスキンシップがしたかったのだ、ということに気づけなくなってしまいます。


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