連載記事:子どもとテレビの接し方を考えよう!
テレビと現実の違いを判断できる子に必要なこと(子どもとテレビの接し方を考えよう! Vol.3)
大切なのは、テレビの戦略に振り回されないことの続きです。
前回は「テレビをはじめとした情報媒体が出す情報を鵜呑みにし、必要以上に振り回されることがないよう、子どもを見守る親としては気をつける必要がある」ということをお話ししました。
今回はそれを受けて、「テレビと現実の違いを判断できる子に必要なこと」について解説します。

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テレビと現実を冷静に判断できる子どもに育てよう
現在、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、そしてWebも含めたメディアのほとんどにおいて、広告が欠かせない存在になっていることはたしかです。
テレビを見ていても、日々たくさんのCMが目に入ってきます。それらを見て、たとえば幼い子が影響され、テレビアニメのヒーロー・ヒロインのポーズをまねしたり、テレビアイドルの物まねをして歌ったりというのは、見ていてほほえましく感じられるのではないでしょうか。
しかしながら、そうした幼い頃であればともかく、小学校の高学年になってまでテレビの影響をもろに受けているような子どもは少し心配だと考えられています。
というのも、子どもがテレビの影響をもろに受けるということは、そうしたメディアに晒されている時間が長すぎるおそれがあるからです。
それ以外にも、現在の自分に対して不満を抱いていたり、家族に愛されておらず本当の自分を認めてもらっていないと感じていたりするような場合にも、こうした傾向が見られることがあります。