コミックエッセイ:栗生ゑゐこの赤ちゃんカルタ
「赤ちゃんの背中のセンサー問題」 栗生ゑゐこの赤ちゃんカルタVol.14
明けましておめでとうございます。2016年が始まりましたね。お正月は実家の布団で昼までゴロゴロしていたいイラストレーター栗生です。
実際は朝がやたら早い乳幼児たちが両横に寝ているので、朝寝など到底許されないわけですが…。
以前は素晴らしい寝つきの良さだった我が家の赤子ですが、10ヵ月を過ぎた頃から、どうも寝なくなってしまいました。
抱っこで眠りについたはずの子を布団に置いた瞬間に発せられる地獄の叫び声。慌てて抱き起こしゆらゆら&スクワットで寝かせ、再度着地にトライするも、今度は空中で横にしただけでビエ~~ン…。
赤子はいつしか、布団を感知すると背中のセンサーが作動してサイレンが鳴る仕様に成長を遂げていたのです。なにそのセンサー、いつの間に搭載されたの!? 怖い!
寝かしつけ業界では有名な、背中センサー問題。みなさんご存じかと思いますが、なかなかつらいですよね。何がつらいって、抱っこから解放されると思いきや、泣いて振り出しに戻った時の期待はずれ感。消耗感。そして、焦燥感。一度で済めばいいのですが、ループにはまってしまうと絶望的な気分になってきます。
しかし人間、やられっぱなしではありません。とある本に「石のように重たくなるまで待つ」、つまり完全に寝入ってから布団に置けばよし、とあるのを見つけて早速実行。目を閉じた後も我慢して抱っこし続けていると、たしかに体が重くなる瞬間がありました!
センサーが作動する時は、まだ体が起きているのかもしれません。
今日も赤子が石になるまで抱っこで待つぞ~。
今日のかるた
「背中のセンサースイッチオン」