ごっこ遊びやままごとは女の子の能力をぐんと育てる(前編)
小さな子どもたちはいろんなことをして遊びますが、不思議なことに誰に言われずとも、性別によって違う遊び方を始めるものです。特に女子はごっこ遊びやままごとが大好きですが、こうした遊びが好きなほど将来頭が良くなるという考えがあります。どういうことなのか、見ていきましょう。
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子どもの遊び方には自然に男女差が現れる
小さい子どもたちが集まって遊んでいる場面、公園や幼稚園、保育園といったような場で、男子と女子が自然に違った遊びをしているのに気がついたことがある方も多いかと思います。特段、親が何か指示したり教えたりしたわけでもないのに、たとえ同じものを使って遊んでいても遊び方が変わってくるのですから、おもしろいものです。
男子と女子が入り交じって遊んでいたとしても、たとえば地面にぬかるみがあるようなところでは、男子が勢いよく泥をはね散らかして回る脇で、女子が泥をこねてお団子を作ったりしていることがあります。誰に指示されたわけでもないのにこうした違いは自然にできてくるものですし、互いに相手がしていることのどこがおもしろいかわからない、などということを口にしたりします。
細部はともかくとして、男子と女子の遊び方というのはおおよそこういったような形でいつの間にか分かれてくるものですが、そんな遊びの中でも女子がよくやるままごとやごっこ遊びというものほど、男子にとっておもしろみが分からないものはありません(編集部注:もちろん、個人差はあります)。
お母さんやお父さんの役どころを決めて、おもちゃの調理器具を手にして草をきざんだり混ぜたりし、それを器に盛って「いただきます」とやる…。そんな女子の遊びは、男子には何がおもしろいのかさっぱりで、最初のうちこそ調子を合わせていても、そのうちにつまらなくなってしまってどこかに行ってしまったりします。