2016年2月12日 13:00|ウーマンエキサイト

遊びの中で赤ちゃんの記憶力・思考力のトレーニングをしよう(前編)


赤ちゃんが理解できること、そうでないこと

赤ちゃんが布をはいで玩具を見つけられるようになったら、今度は赤と青といった区別しやすい色合いの布を2枚用意します。そして、片方の布で玩具を隠してしまいます。それから赤ちゃんが見ている前で、玩具を隠した布ともう一方の布の位置をすり替えてみましょう。

赤ちゃんは目の前で布をすり替えられても、さらには玩具を隠したほうの布が盛り上がっていても、最初に玩具があったほうの位置にある布を持ち上げます。そして、何もないのにびっくりして、ちょっと残念そうな顔をすると思います。

目の前で位置が交換されたのにこういう行動を取ってしまうのは、玩具がもともとあった場所についての短期的な記憶はあるものの、玩具が布ごと場所を移された、ということを理解することができないためです。また、盛り上がった布を見て玩具が隠されていることを理解することもできません。

こういった事柄について、赤ちゃんは生後1年~1年3ヵ月ぐらいで理解できるようになります。
この頃の赤ちゃんの脳はそこまでの思考力を備えるようになってきているのです。

後編に続く>

(子育ての達人)

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