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おなかの中に胎嚢(胎のう)という赤ちゃんの袋が見える頃になると、妊婦さんの心や身体にも色々な兆候があらわれてきます。「なんとなく身体がだるい」「胃がむかむかする」といった不快感を感じることもあるでしょう。 これは妊娠を維持するためのヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が活発に分泌されるため。このホルモンの分泌量で妊娠を判定するのが妊娠検査薬です。市販の妊娠検査薬は妊娠3~4週でも判定可能ですが、子宮外妊娠などのケースも「陽性」と出てしまいます。正常な妊娠かどうかを確かめるためにも、産婦人科を受診しましょう。
産婦人科を受診しても、思っていたより排卵が遅かったりすると、胎芽や心拍を確認できないことがあります。妊娠週数のズレが原因ならば、後日改めて検査すれば妊娠を確認できます。
しかし、中には流産ということも。流産は全妊娠の約15%に起こることで、そのうち約80%が12週未満。これらの流産のほとんどが胎児の染色体異常によるもので、妊婦さんのせいではありません。残念ですが、自然界では避けがたいことなのです。
妊娠2ヶ月に起こる症状
月経が来ない
なるべき生理にならず、高温期が続くのは明らかな妊娠の兆候。
身体が熱っぽい、だるい
黄体ホルモンが急激に増えると、眠気や胸の痛みを感じることも。
感情が不安定になる
怒りっぽくなったり、泣きたくなったり。妊娠中で一番不安定な時期。
妊娠2ヶ月にやること・気をつけること
お酒とタバコはキッパリやめる
お酒とタバコは絶対にNG。彼や周囲の人にも協力してもらいましょう。
のんびり、ストレスをためない
だるさや眠気は赤ちゃんからの「ゆっくりして」のサインです。
積極的に葉酸を摂取する
神経管閉鎖障害の発症リスク低減のためにもこの時期の葉酸摂取は大切。基本は食事から。サプリメントは補助で。
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