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妊娠すると、母体の体重が増加する、胎児の血液を確保するという理由で、血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量がアップします。
ただし、赤血球量の増加よりも液体成分の血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えますが、薄まった状態になり、貧血のように見えるわけです。これは妊婦の生理的現象ですが、妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から鉄欠乏性貧血を発症することが多く、また普段は貧血ではない人も妊娠後期になると発症することがあります。
鉄欠乏性貧血になると、疲れやすい、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛といった症状があらわれます。発症した場合、鉄剤が処方されます。鉄の吸収を阻害するタンニンの含まれる紅茶などの摂りすぎにも注意しましょう。
みんなどうだった? 妊娠初期の「貧血」の体験談
・生理が来ないのを知った彼はメールで「妊娠してるかもね、パパになる心の準備はしておくね」って言ってくれて、まだ結婚をしていなかった私達は妊娠検査薬を一緒に買いに行きました。貧血や嘔吐をしていたので、妊娠してるとは確信してはいても、やはりドキドキしながら使ったら陽性。
2つ入りだったので再検査したらやっぱり陽性。彼と大喜びしたのを覚えています。
・貧血で倒れて内科に受診しました。そこで念のため、と妊娠検査薬を初めて使ったら妊娠初期であることが発覚しました。
・妊娠がわかったとき、私は専門学生で丁度卒業前で学校は休みでした。卒業式は立食パーティーがあり、貧血で大変でしたが、妊娠を知っている友達はずっと側にいて心配してくれてとてもうれしかったです。
・血液中の色素量が妊娠初期の段階で通常よりもかなり低く、血液検査の結果、貧血と診断されました。鉄剤を処方されました。
その他、食事は葉酸のほかに鉄分、カルシウム、たんぱく質を多く取れるように現在も工夫中です。
・妊娠初期のつわりは、吐き気はなかったけれど、常に貧血でした。近所のスーパーに行っただけでめまいがしていたのでミニ水筒にお茶を入れて持ち歩いていました。こまめにベンチでお茶を飲んで休憩しながらだと大丈夫でした。
・「貧血」があり、鉄剤を処方されていましたが、仕事の朝礼中はめまいがし立っている事がつらく休憩室で休む事が多くありました。