2016年3月1日 04:15|ウーマンエキサイト

3つの団体に分かれているフランスのPTA 小1の壁はあるの?


フランスには、日本のPTAとまったく同じような組織ではありませんが、学校に子どもを通わせる親により組織された父母団体は存在します。

それらは右派、左派など考え方によって分かれており、主にPEEP、FCPE、UNAAPEという3つの団体があります。どの団体に参加するか、またはどの団体にも参加しないか、すべては任意です。
関わらなくても、学校に子どもを通わせる親として等しく与えられた権利が制限される、ということはありません。ただし参加すれば、教育現場の情報をより得られやすくなります。選挙も行われ、親はどれかの団体に投票し、勝った団体の代表者が、要望や改善など学校側との交渉を担当します。

食事など親睦会も開かれます。それらは仕事をしている人でも参加できるように、出勤前の8時から9時、または仕事後の18時から、といった時間に設定されることが多いです。
これも参加は任意。そのため、日本で言う「小1の壁」もありません。

PTA活動は、同じ学校に子どもを通わせる親同士が仲良くなるきっかけになりますし、学校以外に地域とも繋がる機会を提供してくれます。そのため一概に悪い面ばかりではありませんが、本当に必要な活動のみ行うなど、時代に合わせて柔軟に変えていくことも必要かもしれません。
(加藤亨延)

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