医師にかかったほうがいいおりもの
妊娠中にみられるおりものは、通常は無色透明か薄いクリーム色でかゆみや悪臭を伴うことはありません。おりものは子宮や膣の状態を表すサインでもあるため、いつもと違うおりものの場合は病気などの可能性があります。健診医や分娩医に相談し、指示を仰ぎましょう。
・白くてポロポロしている
・外陰部や膣の激しいかゆみがある
(疑われる病気:カンジダ膣炎)
・黄色か緑がかって、細かい泡が混ざったような状態
・外陰部や膣の激しいかゆみがある
(疑われる病気:膣トリコモナス)
・白か黄色っぽく、量が多い
・腹痛や下腹部痛、発熱
(疑われる病気:性器クラジミア感染症・淋菌性感染症・骨髄腹膜炎・非特異性膣炎)
・黄色や灰色っぽく、生臭いきつい臭いがある
(疑われる病気:細菌性腟症)
妊娠中は、膣の炎症が起きやすい時期なので、通気性のよい下着を身に付けて、常に清潔にするよう心がけましょう。石鹸を使うと悪化させる場合もあるので、デリケートゾーン専用のものを使うようにしましょう。少しでも気になる症状がある場合は、健診医や分娩医に相談しましょう。