いつかは社会へ出ていく子どもたち 「キャリア教育」 はいつから始めるべき?

今は小さな子どもたちも、いつかは大人になり、社会へ出て行かなくてはなりません。しかし、子どもを取り巻く環境は大きく変化し、社会的・職業的な自立のためには、必要な能力・態度を育てる「キャリア教育」が必要ではないか…という考えが広まっています。

目次

・キャリア教育とは?
・キャリア教育はなぜ必要?
・具体的な取り組み・活動は?


いつかは社会へ出ていく子どもたち 「キャリア教育」 はいつから始めるべき?

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この「キャリア教育」とは、一体どういうものなのでしょうか?

■キャリア教育とは?

文部科学省・中央教育審議会答申において、キャリア教育は以下のように定義されています。

「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」

この定義だけを見るとなにやら難しそうですが、子どもたちが将来社会に出て、しっかり働いて、自立してやっていけるように、子どものうちから「仕事をすること」「仕事に必要な能力」を学ばせようという取り組みが「キャリア教育」だと考えて良いでしょう。


■キャリア教育はなぜ必要?

家庭内には便利な製品がたくさんあり、地域のつながりも希薄になった現代社会において、子どもたちが「仕事」というものに触れる機会が減ってきました。また、情報化社会となり、組織や、そこで働く大人たちが起こす不祥事などの情報は、昔よりもずっと多く子どもたちの耳に入るようになっています。

こういった状況下では、子どもたちの仕事に対するあこがれが育ちにくく、働くことに対する意欲の低下が危惧されるということで、今「キャリア教育」が必要だと考えられるようになりました。


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