育児の正解は我が子が教えてくれる 子どもを「見る」ことの大切さ
薄着の季節を迎えているからか、最近、雑誌でもネットでもダイエットについての記事が多くなってきたように思います。
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私も健康やダイエットには興味があり、そのような記事が目につくとすぐに読みふけってしまうのですが、たまに正反対のダイエット方法がすすめられていたりして、どちらがいいのかなと迷うことがありますよね。
私が仕事でお受けする育児についてのご相談でも、そのような悩みをお聞きすることが多いです。
たとえば、「子どもは3歳まで母親がそばにいて育てないといけない」「子どもは安心できる環境があればいいので、母親でなくても、そばに居てあげられる人がいれば大丈夫」ですとか、「自立心を育てるために、早く1人で寝る習慣をつけるべき」「子どもが自ら1人で寝たいと言うまでは、親子一緒に寝たほうが情緒が安定する」など、正反対の意見のどちらを信じればいいのかわからないといったことをよくお聞きします。
■“すべての子どもにプラスになる”育児法や知育法はない
私も自分の子育ての参考も兼ねて、児童の発達心理学を学んでいたときに大量の育児書を読みましたが、思い返してみると、「あおむけ寝がいいかうつぶせ寝がいいか」からはじまり、さまざまな相反する育児法が推奨されていました。
とくに、早期教育など子どもの知育面については多かったように思います。いまは0歳児からの教材も豊富ですし、早く何かをやらせないと、勉強面で大きく後れをとってしまうのではと不安に思ってしまうお母さまも多いでしょう。
いま自分の子どもも大きくなり、同時にさまざまなお子さまについてのご相談を伺っていて感じるのは「これをやれば、どんな子どもにとってもプラスになる育児法や知育法」というものはないということです。
ただ、子どもの持つ能力を最大限に伸ばすために大切なこと…それは子どもを「何ができるか、できないか」で判断するのではなく、「見る」ことだと思っています。