コミックエッセイ:栗生ゑゐこの赤ちゃんカルタ
「赤ちゃんは「ワンワン」がお好き」 栗生ゑゐこの赤ちゃんカルタVol.44
こんにちは、イラストレーターの栗生です。
赤ちゃんカルタもついに最終行である「わ」行に入りました。
連載当初は生後9ヶ月の乳児だったわが子も、先月末に1歳6ヶ月になりました。マンマ、バッバ(バナナ)、トッド(トド)など、いくつかのものに反応し、言葉が出るようになりましたが、中でも犬には異様な反応を示します。
散歩中の犬はもちろん、犬の写真のポスターや盲導犬の募金箱、絵本に小さく載っているぬいぐるみの犬など、とにかく犬らしき形を見つけるや「ワンワ! ワンワンワンワ!!」と激しく指差し、訴えてきます。
どんなに小さなシルエットでも見逃さず「ワンワンワ!」猫や猿やライオンを見ても「ワンワ!ワンワ!!」と厳しく追求。動物はすべてワンワンなのでしょうか。一応、「これはニャンニャンだね~」と訂正していたら区別はついてきたようですが。
ちなみに、Eテレでおなじみの犬のキャラクターにはそこまで反応しません。
自治体で行う1歳半健診では犬や車、ボールなどの絵を見せて、指差しできるかチェックするそう。毎日毎日犬を指し示しまくっていたわが子にとっては、きっと朝飯前の所業でありましょう。
…そして迎えた健診当日。赤子は保健師さんの質問を全部スルー。今まであれだけ「ワンワン」と言い続けたのを忘れてしまったかのようなノーリアクションに、一筋縄ではいかない、赤子の矜持を見た思いです。
今日のカルタ
「ワンワンは見逃さない」
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