アメリカの働くママたちの味方! 「サマーキャンプ」ってどういうもの?
アメリカでは長い夏休みを乗りきるため、ママたちが子どものアクティビティ探しに必死になります。それは、夏休みをどう過ごすかで、子どもの成長に大きな差が出るといわれているから。
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毎年予約が殺到するくらい人気があるのが「サマーキャンプ」です。サマーキャンプとはどういうものなのか、気になるアメリカの夏休み事情とともに紹介します。
■アメリカの夏休みは2ヶ月以上
アメリカの夏休みは、とにかく長い! 長すぎる夏休みが問題になり、以前は6月から8月まで丸々3ヶ月あった夏休みも、州や市によっては5月下旬から6月にスタートして8月上旬までの2ヶ月ちょっとに変更するところも増えてきました。それでも長いですよね。
日本との大きなちがいは宿題がないことです。勉強も遊びも自分次第。
夏休みの過ごし方は、子どもの成長に関わってきます。ママたちが必死になるのも無理はないでしょう。
■キャンプだけどキャンプじゃない?
アメリカでは共働きが多く、夏休み中の子どもの居場所に頭を悩ませている人も多いようです。日本では子どもが留守番して過ごすこともあるかもしれませんが、アメリカでは12歳になるまで子どもだけの留守番は法律で禁じられています。
そこで人気なのがサマーキャンプ。テントで寝泊まりするキャンプではありません。夏休みで空いている高校や大学の教室、市のコミュニティセンターなどで開催される学習プログラムです。算数や理科などの勉強だけでなく、スポーツ、音楽、アート、クラフトなど内容は多彩。
期間は3日間、数週間、1ヶ月間などさまざま。プログラムの時間帯も午前中だけ、朝から夕方までなどいろいろとあり、共働きの家庭にはとても助かります。
デメリットは利用料金が高いこと。期間や内容にもよりますが、複数のプログラムを選ぶと数万円かかります。
わが家の場合、今年は子どもに参加したいキャンプを選ばせることにしました。子どもが選んだのは、アートキャンプとマーシャルアーツキャンプ(空手などの武道)。毎年大人気のサイエンスキャンプ(理科)やサッカーキャンプに比べると申しこみもスムーズで、料金も各100ドル以下でした。
まずアートキャンプからスタートし、マーシャルアーツキャンプと続きます。
その次もなにかないかと考えて、結局サッカーキャンプも申しこみました。
この夏、サマーキャンプにかかる費用は約350ドル。長い夏休みを乗りこえるためには、しかたない出費です。