育児書にはない事実がココにある! はるな檸檬の「おもてたんとちがう」出来事に共感&涙する人続出!
おもてたんとちがう5 実の母は「並走者」ではなく「応援者」だった…!
そして、一番読者からの反響があったシーン、それは、娘を助けるべく宮崎から東京へ飛行機でやってきてくれた実のお母さんを、なんと3日でとんぼがえりさせてしまうというエピソード。
「れもん、うむもん!――そして、ママになる――」(新潮社) P101
「手伝ってくれるのにどうして?」と思ってしまうけれど、実はこのシーンに共感する人はとにかく多いのです。
「例えば私がマラソン選手だとしたら、私は母に横で併走してくれることを期待していたんですね。必要となればすぐに『ハイ、水!』『ハイ、タオル!』と差し出してくれるようなイメージ。しかし、母の認識は全く違って、応援席からメガホン持って応援するつもりで来ていた、というか。もちろんご飯を作ってくれたし、助けてくれようとしていたのですが、私の期待とは違う、どこか第三者的な対応で。そこの認識のズレが喧嘩の原因だったと今は冷静に思いますが…当時は私もヒステリックになっちゃって」。
助けて欲しいのに、思うように助けてくれない。
産後でホルモンバランスが崩れている中、言いたいことが言えてしまう身内だからこそ、苛立ちを隠せない人は意外と多いもの。
その結果、はるなさんは夫婦2人で育児をスタートすることになりました。しかし、眠れない日々は辛いものの、旦那さんと2人だけで必死に子どもに向き合っていくうちに、「模範的な母でいなければ」という気持ちは自然と消えていったのでした。
おもてたんとちがう6 わが子の可愛さにエクソシスト走り!
激動の妊娠・出産を経て息子さんも大きくなった今。
「子育ては楽しいですか?」と伺ってみると…
「もぉーーーー、かわいくてやばいんですよ。四六時中かわいくって!」
とさっきまでの話とは打って変わって顔がほころんだはるなさん。
そのかわいさは、ついついエクソシスト走りしてしまいそうなほどだそう(笑)
「れもん、うむもん!――そして、ママになる――」(新潮社) P115
「日に日にかわいくなっていって、最高の両思いだと思っています。それにしても、ボロボロ泣いていた時期を経て、こんなに幸せになっちゃうんだ、と自分でも驚きます」と話してくれました。
あんなに苦しかった日々も、子どものかわいさがここまで人を変えてしまうのだから、「子育てはとっても楽しい!」そう思わずにはいられません。そして、幸せな日々がやってきたからこそ、はるなさんは辛かった時期の気持ちを忘れず、これから妊娠・出産する女性へこんな想いを届けたかったと、「まえがき」に綴っています。
母になる道のりは、消して平坦なものではありません。それもそのはず、こんなにも「おもてたんとちがう」出来事が次々と訪れるのだから。「れもん、うむもん!――そして、ママになる――」に描かれている、育児書にはないリアルな妊娠・出産記がそのことを教えてくれました。
(取材/ウーマンエキサイト編集部 石上有理)
「れもん、うむもん!――そして、ママになる――」
著/はるな檸檬(新潮社)
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