2016年11月10日 21:00|ウーマンエキサイト

大人は正解を言ってはいけない【『みんなの学校』流 親子関係のつくり方 第4回】


■目的は、「子どもに謝らせること」ではない

―― え!? 謝ることが目的ではないんですか?

木村:やってしまった子が、「自分がしてしまったことは、やってはいけないことだ」と思うことが、やられた子にとって一番安心することでしょ。

やった子が謝ってきたとしても、やられた子が「先生がいてへんところで、『お前、先生にチクったやろう』と言われたら、どうしよう」と思っていたら、それは謝っても何の意味もない。

みんなこれが怖くて、トラブルが解決しても、そいつがおったら怖くて学校に行けないわけよ。相手に謝ることを目的とする生活指導で問題解決をしようとするから、「いじめた子」「いじめられた子」、その両者が安心できる学びの場が奪われていくわけよ。

■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書
大人は正解を言ってはいけない【『みんなの学校』流 親子関係のつくり方 第4回】

『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!
「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』

(木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)

新着子育てまとめ
もっと見る

ウーマンエキサイトで人気のコミックが動画でも!

チャンネル登録よろしくお願いします!

記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.