連載記事:『みんなの学校』流 親子関係のつくり方

大人は正解を言ってはいけない【『みんなの学校』流 親子関係のつくり方 第4回】


■目的は、「子どもに謝らせること」ではない

―― え!? 謝ることが目的ではないんですか?

木村:やってしまった子が、「自分がしてしまったことは、やってはいけないことだ」と思うことが、やられた子にとって一番安心することでしょ。

やった子が謝ってきたとしても、やられた子が「先生がいてへんところで、『お前、先生にチクったやろう』と言われたら、どうしよう」と思っていたら、それは謝っても何の意味もない。

みんなこれが怖くて、トラブルが解決しても、そいつがおったら怖くて学校に行けないわけよ。相手に謝ることを目的とする生活指導で問題解決をしようとするから、「いじめた子」「いじめられた子」、その両者が安心できる学びの場が奪われていくわけよ。

■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書
大人は正解を言ってはいけない【『みんなの学校』流 親子関係のつくり方 第4回】

『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!
「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』

(木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)

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