連載記事:細川珠生の「ママは政治1年生」

2016政治ニュースTop 5 これだけは知っておきたいトピック 後編【第15回 細川珠生の「ママは政治1年生」】

細川珠生の「ママは政治1年生」

細川珠生の「ママは政治1年生」

子どもができると自然と気になりだす政治のこと。子どもを育てる環境がどんなふうに変化しているのか、政治を通して知っていくことはとても大切です。自身も小学生の子どもを持つ政治ジャーナリスト細川珠生が政治…

「政治のことよく分からない!」とはっきりいうのは恥ずかしい。そんな人のための連載「ママは政治一年生」を執筆する政治ジャーナリストの細川珠生さんに、これだけは知っておきたい! 2016年の重要な政治ニュースランキングをインタビュー!  

第5位~3位を発表した前編に続き、いよいよ後編第2~1位発表です。

2016政治ニュースTop 5  これだけは知っておきたいトピック 後編【第15回 細川珠生の「ママは政治1年生」】

第2位 世界の女性リーダーたち

細川珠生――第2位は女性リーダーです。小池百合子東京都知事の誕生は今年の政治トピックとして忘れてはならないですね。初の女性都知事ということでも注目されましたが、それ以上に、これまでの政治の文化を変えるリーダーの誕生に、日本中が沸きました。

その後、蓮舫氏が民進党の新代表に就任し、野党第一党の党首が女性というのも、旧社会党の土井たか子氏以来、30年ぶりのことでした。


2016政治ニュースTop 5  これだけは知っておきたいトピック 後編【第15回 細川珠生の「ママは政治1年生」】

世界的にも、女性リーダーの躍進は目覚ましいものがあります。

イギリスのテリーザ・メイ首相、台湾の蔡英文総統、動向が不安定ながらも、韓国の朴槿恵氏大統領など、日本と関係の深い国は次々に女性リーダーが誕生しています。

アメリカも、ヒラリークリントン氏に女性初の大統領という期待がありましたが、残念ながら、それは実現されませんでした。

――日本も女性が政治を動かす時代が来たってことですね!
細川珠生――いえいえ、世界と比べるとまだまだ! 日本は、政治、経済、教育、健康分野を総合した男女平等度としては、144カ国中111位。

女性首相を二人も誕生させているイギリスは20位、女性大統領の誕生はかなわなかったアメリカは45位ですが、この2カ国と比較しても、日本はかなりの低さ。

漸く都知事に女性が誕生しましたが、女性初の総理大臣、あるいは企業における女性管理職の増加は、まだまだ難しそうな気がします。

とはいえ、小池都知事には、これまでの男性政治家にはできなかったような都政を期待したいですね!


第1位 参議院選挙

細川珠生――第1位は参議院選挙です! 今年の政治のトピックとして最も重要なのは、参議院の通常選挙。

選挙の結果により、日本国憲法の改正の発議が可能となる、改憲勢力が初めて3分の2を超えたということも、戦後の政治にはなかったこととして、特筆すべきことですね。


また、この参議院選挙から、選挙権が「18歳以上」に引き下げら、初めて高校生が有権者となりました。

主に高校で、「主権者教育」も始まって、新たに有権者となった10代は、本当に一生懸命政治を考え、将来を考え、選挙に参加したことが、投票率にも表れました。10代の投票率は45.45%と、20代、30代より高かったのです。

2016政治ニュースTop 5  これだけは知っておきたいトピック 後編【第15回 細川珠生の「ママは政治1年生」】

これからは、親子で政治をしっかりと考えていく習慣がつけば、10代の投票の意義もより高いものになるでしょう。来年には、衆議院選挙が行われると言われています。


来年もまた、若い世代の一票を期待したいと思います!


2016政治ニュースTop 5  これだけは知っておきたいトピック 後編【第15回 細川珠生の「ママは政治1年生」】



第3~5位の前編はこちら! 

(イラスト・インタビュー ちゃず)




この記事もおすすめ

新着くらしまとめ
もっと見る

ウーマンエキサイトで人気のコミックが動画でも!

チャンネル登録よろしくお願いします!

記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.