少し前に、Twitterで「#寝かしつけギグセットリスト」というハッシュタグが注目されたのをご存じでしょうか。寝かしつけをしている自分をギグ(ライブ)をしているアーティストに見立てて、そこで歌う子守唄の「セットリスト」をTwitterなどのSNSで公開するママが続出、話題になりました。
ママたちは毎晩、どのようなギグを開催しているのでしょうか?
© taka - Fotolia.com
■すやすや寝てくれる曲とは?
子守唄にどのような歌を選んでいたか、ママたちに調査したところ、やはり
童謡の力は偉大。癒やしのメロディが心地よくて、眠りにつきやすくなるのかもしれません。
・「『ぞうさん』は鉄板。2番以降の歌詞はわからないから鼻歌だけど、3番くらいになるとウトウトしはじめる。これだけ毎晩、歌い続けたのだからゾウが好きなはず、と思ってぬいぐるみをあげたらギャン泣きされた思い出が…」(39歳・小学1年生のママ)
・「『かえるの合唱』を夫と輪唱するとなぜか寝つきがよくなる」(35歳・6歳児のママ)
・「定番の『ねんねんころりよ~』で本当に寝るとは思わずびっくり!」(28歳・2歳児のママ)
何を歌えばいいか迷ったときには、童謡を選べば間違いなし!? 歌詞をすっかり忘れているママもいるかもしれませんが、鼻歌でも大丈夫。添い寝しながらやさしく歌ってあげることで、安心して眠りについてくれることでしょう。
■情操教育にも効果的?
眠りを誘うだけでなく、
プラスアルファの効果を期待して子守唄を歌うママもいました。
・「春は『さくらさくら』『チューリップ』、夏は『われは海の子』、秋は『紅葉』、冬は『雪やこんこ』というように、季節感のある歌を選んでいた」(41歳・小学5年生のママ)
・「『Head Shoulder Knees And Toes』など、子ども向けの英語の歌をチョイス。効果があるかはわからないけど、大きくなってから英会話に興味をもったみたいだから間違ってはなかったかも?」(49歳・大学生のママ)
・「百人一首を思いつくままに。あの独特のメロディというか調子は大人でも眠くなるのか、夫が先に寝てしまった」(37歳・小学2年生のママ)
赤ちゃんに歌詞は理解できなくても、潜在意識に呼びかけるかもしれません。英語や和歌を聞くと眠くなり、勉強に身が入らなくなる可能性もありますが…。
■好きな歌を歌う!
子どもがすやすやと寝てくれるのはもちろんですが、ママたちも楽しめなければこのギグは成立しません。
自身が好きな歌をとことん歌い込むというママも。
・「ローリングストーンズやビートルズなどの古い洋楽を熱唱。自分が盛り上がりすぎてしまうこともあるけれど、お腹にいたときから聞いていたからか、ノリのいい曲でも意外と寝つきがよくなる」(39歳・小学3年生のママ)
・「懐かしのアイドルメドレー。SPEEDやモーニング娘。をウォウウォウいいながら寝かしつけていた」(31歳・小学3年生のママ)
・「ドラマの主題歌など、いま気になっている歌を歌う。最近は星野源さんの『恋』をエンドレスで歌っている」(35歳・0歳児のママ)
胎教がわりに聴いていた歌は、赤ちゃんにとっても安心できるのかもしれません。ハードロックでも寝てくれれば、どこでも眠れそうでうらやましい!
■「アンコール」に要注意
赤ちゃんがよろこぶ歌を選んでしまうと、「アンコール」を求められてしまうことも…。
・「『むすんでひらいて』が好きだった娘。鼻歌でもきゃっきゃと騒ぎだしてしまい、何度も歌わされた…」(30歳・4歳児のママ)
・「アニソンメドレーを気持ちよく歌っていたら、子どもに『もっと歌って』とおねだりされて困った」(40歳・小学1年生のママ)
子どもは一度気に入ると、何度も聴きたがることがあります。これを見極めるのは難しいですね…。
もちろん個人差はあるので、わが子に合った選曲を心がけたいもの。「子どもを寝かしつけなきゃ!」と思うと大変だけど、考え方を少し変えるだけで楽しく子育てができそうです。
3歳になった次男のオムツ外れはいつ? わが家の三人三様の「トイレトレーニング」【うちの家族、個性の塊です Vol.98】